研究課題/領域番号 |
13555195
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
材料加工・処理
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研究機関 | 東京芸術大学 |
研究代表者 |
北田 正弘 東京芸術大学, 大学院・美術研究科, 教授 (70293032)
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研究分担者 |
鈴木 雄一 古河電工(株), 横浜研究所長
紀平 寛 新日本製鉄(株), 主管研究員
水流 徹 東京工業大学, 大学院, 教授 (20092562)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
11,400千円 (直接経費: 11,400千円)
2003年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
2002年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
2001年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 文化財 / 環境評価 / 反射率 / 金属薄膜 / 大気中暴露 / 表面腐食 / 新技術 / 低価格新装置 / 環境 / 評価法 / 腐食 / 装置開発 / Ag / Cu / 合金 / 曝露 / 風速 / 膜厚 / Ag_2S / Cu_2O |
研究概要 |
金属文化財を始めとして、絵画、彫刻、等の文化財の保存には、文化財の劣化が進まないような環境が必要である。これまで、大気中の湿度や有毒ガスなどの測定で環境を評価してきたが、腐食等を受ける文化財側からの評価はなかった。本研究の目的は、材料側からの評価をするとともに、広く金属製品等の環境を材料側から評価する方法を開発するものである。これと合わせて、文化財の表面反応等に関する研究を行い、新評価法を開発することを目的としている。 (1)ガラス基板上にスパッタしたAg、Cu、Fe、Coおよびこれらの合金を異なる環境に暴露し、腐食あるいは汚れによる反射率の変化で、環境の善し悪しを評価する方法を開発した。たとえば、Ag薄膜の環境中における反射率は時間とともに直線的に変化し、その勾配は環境によって異なる。また、月、季節、風速、天候、等々によって明瞭に異なることを把握できた。 (2)上記研究の反射率の測定には分光光度計を用いたが、測定をより簡便にするために、小型、軽量、安価な反射率測定装置の開発をした。掌サイズで約850g、光源は白色発光ダイオードで試料面入射角は30°である。これを用いて測定を行い、十分な性能であることを確認した。 (3)文化財の表面変質現象等の研究を行い、上述の評価法の材料に関する基礎データーを得た。材料としては、美術景観用ステンレス、日本の伝統的表面である銅および銅合金の色付け等の表面処理による光学的および化学的変化、金属文化財である金属箔の表面評価、彩色絵画の変色等の評価等を行い、その材料科学的要因を明らかにした。
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