研究課題/領域番号 |
13555217
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
触媒・化学プロセス
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研究機関 | 北九州市立大学 |
研究代表者 |
藤元 薫 北九州市立大学, 国際環境工学部, 教授 (30011026)
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研究分担者 |
黎 暁紅 北九州市立大学, 国際環境工学部, 助教授 (30326459)
朝見 賢二 北九州市立大学, 国際環境工学部, 教授 (80202604)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2002年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | ジメチルエーテル / 水蒸気改質 / ロジウム触媒 / パラジウム触媒 / 水素添加効果 / 燃料電池自動車 / ジメチルエータル / ジルチルエーテル |
研究概要 |
本研究は、クリーンな燃料として注目を集めているDMEを改質して水素または合成ガスを発生させる、コンパクトで高効率かつ熱伝導性の高い触媒およびその反応器を開発することを目的とする。この反応器は、DMEを燃料とする燃料電池自動車において、車載を可能にする改質器として機能する。そのため本研究では、Tube-Wall型反応器の開発のための基礎研究を目標としている。 研究成果の概要は以下の通りである。γ-アルミナに担持した白金、ロジウム、パラジウムの貴金属触媒が良好な改質活性を示した。この触媒を用い、反応条件の最適化、シフト触媒との組み合わせによる水素生成反応の促進について検討した結果、白金触媒と銅-亜鉛系シフト触媒を組み合わせた複合触媒が優れた成績を与え、350℃でDMEは100%転化した。炭素基準でCOとCO_2が約1:4の比で生成し、メタンはほとんど生成しなかった。水素生成も著しく促進された。また、これら担持金属系触媒を反応器壁面に担持したTube-Wall型反応器の試作を行い、改質反応を行った。今後改質効率をさらに高める必要がある。
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