研究課題/領域番号 |
13557034
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
|
研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
岡崎 勲 東海大学, 医学部, 教授 (00051649)
|
研究分担者 |
渡辺 哲 東海大学, 医学部, 助教授 (10129744)
林 利彦 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (60090528)
松山 重雄 防衛医科大学校, 共同利用研究施設, 講師
古屋 博行 東海大学, 医学部, 講師 (10276793)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
2002年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2001年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
|
キーワード | がん検診 / スクリーニング検査 / 基底膜 / 尿3-ハイドロキシプロリン / ELISAキット / 地域保健 |
研究概要 |
平成14年度に行った結果は以下の通りである。 1.尿中のIV型コラーゲン由来3-Hydroxyproline含有ペプチド測定のためのELISAによる測定キットの開発 平成13年度に既に作成した6つのペプチドを用いて家兎に抗体を産生させた。Cys-(3Hyp-4Hyp-Gly)3,Cys-(Pro-4-Hyp-Gly)3,Boc-t-3-L-Hyp(Bzl),Gly-L-3Hyp-L-4Hyp, L-4Hyp-Gly-L-3Hyp, L-3Hyp-L-4Hyp-Gly。第1ペプチドを抗原とする抗体のうち、第2ペプチド抗原に対する抗体を除いて、ポリクローナルで3つの抗体を作成することが出来た。さらに、この抗体を用いてELISAによる測定キットを作成することが出来た。なお、第3、4、5および第6ペプチドは第1と第2ペプチドの作成に必要なペプチドとして合成された。 2.Informed Consentを得て、尿3HYPを測定した199人の海老名市基本検診受診者の成績 平成13年度に行った海老名市医師会、海老名市保健予防課および私どもとの共同研究による199人の尿を分析した成績に最近某社で開発してくれたHPLCによる測定値、上記ELISAによるキットで測定した測定値の3者について相関を求め検討した。199人のうち、3人で高値が見られ、これについてはHPLCによる測定は振り切れて、異常高値を示した。その他の196人の尿3HYP値は3者で相関が見られ、男女別、年齢層別の正常値が明らかに出来た。 3.膵癌などの患者の尿3HYP値の検討 Informed Consentを得て採取された10人のがん患者の尿3HYP値は3例で異常に高値で、3者の測定方法でHPLCは振り切れ、ELISAキットによる測定が良い結果を示した。
|