研究課題/領域番号 |
13557045
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
河田 純男 山形大学, 医学部, 教授 (90183285)
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研究分担者 |
斉藤 孝治 山形大学, 医学部, 講師 (90250919)
斉藤 貴史 山形大学, 医学部, 講師 (80250918)
冨樫 整 山形大学, 医学部, 助教授 (60192209)
渡辺 久剛 山形大学, 医学部, 助手 (00332536)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
2002年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2001年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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キーワード | 肝線維化 / 肝硬変 / C型慢性肝炎 / アンギオテンジンII / アンギオテンジンII受容体 / 受容体阻害薬 / アンギオテンシンII / アンギオテンシンII受容体 / アンギオテンシン / アンギオテンシン受容体 |
研究概要 |
肝硬変への進展を阻害する有効な肝線維抑制療法はなく、その開発が望まれている。 平成13年度において、インターフェロン療法が無効であった30例のC型慢性肝炎患者を無作為に2群に分け、1群15例にアンギオテンシンII受容体阻害薬であるロサルタン(500mg)を3か月間、経口投与した。もう1群15例を無投薬として、肝線維化への影響を検討した。その結果、ロサルタン投与群で、線維化マーカーである血漿TGF-β1濃度が有意に低下し、肝生検組織標本での肝線維化面積(%)は軽度であるが有意に低下した。このことは、ウイルス肝炎においてアンギオテンシンIIシグナルが線維化に重要な役割を担っており、その制御は線維化抑制に繋がることが明らかになった(Hepatology,2002)。 平成14年度において、アンギオテンシンII1型受容体拮抗薬(CS866)をラット肝硬変モデルに投与し、対照ラットに比較して、肝hydroxyproline量およびTGF-β1量の有意の低下を認めた。また、肝組織線維量も有意に減少した。
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