研究課題/領域番号 |
13557072
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
橋本 隆 久留米大学, 医学部, 教授 (20129597)
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研究分担者 |
名嘉真 武国 (名嘉眞 武国) 久留米大学, 講師 (50221453)
安元 慎一郎 久留米大学, 助教授 (10220162)
森 理 久留米大学, 助教授 (10175630)
井上 光世 久留米大学, 講師 (10232563)
楠原 正洋 久留米大学, 医学部, 講師 (40195441)
橋本 隆 久留米大学, 医学部, 教授 (20129597)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
10,800千円 (直接経費: 10,800千円)
2003年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2002年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2001年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | 自己免疫性水疱症 / 天疱瘡 / 水疱性類天疱瘡 / リコンビナント蛋白 / 免疫ブロット法 / ELISA / デスモソーム / ヘモデスモソーム / ケラチノサイト / ヘミデスモソーム / 類天疱瘡 / ELISA法 / 免疫電顕 / 皮膚自己抗原 / ラミニン5 / 類天疱瘡抗原 / 自己免疫性水泡症 |
研究概要 |
デスモコリン(Dsc)1-3のcDNAを単離し、そのcDNAから、バキュロウイルス発現系を用いてDsc1-3のバキュロ蛋白を作成した。これらのバキュロ蛋白をプレートに固定して、ELISA法を確立した。エンボプラキン、ペリプラキンのそれぞれについて、分子を3部位に分けて、全長をカバーするcDNAを、ケラチノサイトcDNAライブラリーをテンプレートとしたPCR法で単離、大腸菌発現ベクターpGEXにクローニングし、リコンビナント蛋白を作成した。それを用いた免疫ブロット法を確立し、腫瘍随伴性天疱瘡の自己抗体を検出した。BP230についても、分子を3部位に分けて、全長をカバーするcDNAを、ケラチノサイトcDNAライブラリーをテンプレートとしたPCR法で単離、大腸菌発現ベクターpGEXにクローニングし、リコンビナント蛋白を作成し、それを用いた免疫ブロット法を確立した。抗BP180瘢痕性類天疱瘡の抗原の検討のために、BP180の各種のリコンビナント蛋白を作成して免疫ブロット法で検索した。培養ケラチノサイトの培養から精製した免疫ラミニン5を抗原とした免疫ブロット法を確立した。培養ケラチノサイトの培養上清を濃縮したサンプルを抗原とした免疫ブロット法を確立し、多くのLAD血清が120kDa LAD1に反応することを示した。VII型コラーゲンのNC1部位とNC2部位のリコンビナント蛋白を用いた免疫ブロット法で、多くの後天性表皮水疱症患者血清がNC1部位と反応し、少ないながら、一部の後天性表皮水疱症患者血清はNC2部位と反応することを示した。新しい自己免疫性水疱症である抗p200類天疱瘡血清がVII型コラーゲンを欠損した栄養障害性先天性表皮水疱症の皮膚切片の基底膜に反応したことから、抗p200類天疱瘡抗原はVII型コラーゲンとは異なることが示された。
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