研究課題/領域番号 |
13557096
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 千葉東病院 (2002-2003) 千葉大学 (2001) |
研究代表者 |
剣持 敬 千葉東病院, 臨床研究部, 研究員 (50215133)
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研究分担者 |
丸山 通広 国立佐倉病院, 臨床研究部, 研究員
西郷 健一 国立佐倉病院, 臨床研究部, 研究員 (60323424)
坂本 薫 国立佐倉病院, 臨床研究部, 室長 (30360689)
山田 研一 国立佐倉病院, 臨床研究部, 部長
ASANO Takehide Chiba Cancer Center, Department of Gastoenteral surgery, Head
WATANABE Satomi Sakura National Hospital, Institute of Clinical Research, Researcher
AKATSU Naotake University Hospital, Department of Surgery II, Medical Stuff
丸山 道広 国立佐倉病院, 臨床研究部, 研究員
浅野 武秀 千葉大学, 大学院・医学研究院, 講師 (80143311)
落合 武徳 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (80114255)
圷 尚武 千葉大学, 医学部・附属病院, 医員
丸山 道弘 千葉大学, 医学部・附属病院, 医員
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
13,500千円 (直接経費: 13,500千円)
2003年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
2002年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
2001年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
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キーワード | 膵島移植 / 膵島分離 / 遺伝子導入 / Lipofection法 / 臨床膵島移植 / 膵島凍結保存 / エドモントン プロトコール / リポフェクション法 / リベレース / 無血清培地 / β細胞誘導 / 再生医学 |
研究概要 |
研究1.「Polyamine transfection reagentsを用いたラット膵島への遺伝子導入の基礎的研究」:ラットより膵島を分し,遺伝子導入を行った。導入はリポソーム法で行い,Polyamine transfection reagentsを使用し,導入VectorはpZeoSV2/lacZを用いた。遺伝子導入後もラ島の構築は良好に保たれ,各群ともにDithizone染色にて良好な染色性を示した。遺伝子導入効率は90%以上を示した。リポソーム法にてラ島への効率的な遺伝子導入の可能性が確認され,遺伝子導入に際し,有効と考えられた。 研究2.「イヌ膵島への効率的遺伝子導入法に関する基礎的研究」:ビーグル犬膵島に蛍光発色性のあるpCMS-EGFPを、以下にて遺伝子導入した。1)遺伝子銃、2)電気穿孔法、3)Lipofection法。導入効率はLipofection法で95%と遺伝子銃の35%、電気穿孔法の43%に比較し良好であった。遺伝子銃、電気穿孔法では膵島数、インスリン含有量の著明な減少がみられたのに対し、Lipofection法では非遺伝子導入膵島と同程度に膵島数、インスリン含有量が保たれLipofection法の低障害性が示された。 研究3.「当院で施行した臨床膵島分離・凍結保存・膵島移植症例の検討」:平成15年9月12日〜平成16年7月末までに8例の膵島分離を行った。脳死ドナー1例、心停止ドナー7例であった。膵島収量は18,693-491,040IEQ、純度は30-80%であった。分離膵島はすべて機能を有していた。うち1例が新鮮膵島移植に使用された。移植後は合併症無く、血糖コントロールの改善と低血糖発作の消失、インスリン使用量の減少が得られ、高感度C-peptide値は0.05→0.4ng/mlと上昇した。インスリン離脱は得られなかったが患者QOLの著明な改善がみられた。
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