研究課題/領域番号 |
13557107
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
平田 公一 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50136959)
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研究分担者 |
三高 俊広 (三高 俊宏) 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
桂巻 正 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (50253993)
古畑 智久 札幌医科大学, 医学部, 講師 (80359992)
水口 徹 札幌医科大学, 医学部, 講師 (30347174)
本間 敏男 札幌医科大学, 医学部, 助手 (30315494)
木村 康利 札幌医科大学, 医学部, 助手 (80311893)
TSURUMA Tetsuhiro Sapporo Medical University, 1st Department of Surgery, Assistant Professor (80381268)
NOBUOKA Takayuki Sapporo Medical University, 1st Department of Surgery, Instructor (70359991)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
13,800千円 (直接経費: 13,800千円)
2003年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2001年度: 6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
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キーワード | 肝不全 / 肝細胞 / 幹細胞 / 小型肝細胞 / 移植 / 胆汁うっ滞 / 毛細胆管 / 敗血症 / 重症感染症 / 非閉塞性胆汁うっ滞 / Cooplet細胞 / トランスポーター / ヒト肝細胞 / 遺伝子導入 / 細胞移植 / IPF-1 / アデノウイルスベクター / インスリン / 放射線照射 / 肝再生置換 / ミニ肝組織 |
研究概要 |
〔背景〕肝不金に対する治療法として肝幹細胞移植により肝での肝細胞置換を行い肝機能の改善を図ろうとするものである、併せて肝幹細胞に一時的な特殊能力を付与し、肝不全治療のための強化も計画するものである。 〔目的〕肝幹細胞として位置付けられている小型肝細胞を用いて、(1)in vivo条件下で肝細胞置換の可能性、(2)肝幹細胞である小型肝細胞にインスリン産生遺伝子の導入により細胞機能の多角化の可能性、を検討する。 〔方法〕上記の目的を達するために、以下の3種の実験に大別した.(1)ラット成熟肝実質細胞・小型肝細胞へのイスリン産生遺伝子導入法の確立【triple bond】【triple bond】PDX遺伝子をアデノウィルスベクタを用いて感蟻させ、その後転写因手の解析、内分泌ホルモン産生性についての免疫染急分析、そしで肝実質細胞としての機能解析を行う。(2)in vivoでのインスリン産生遺伝子導入肝細胞の機能発現の検討【triple bond】【triple bond】免疫染色法によってインスリンの産生性を確認し、各種タンパク賓のmRNAの発現性、蛋白分子産生量および導入細胞の生存期間や機能維持性を検討する。(3)in vivoでの肝組織への幹細胞(小型肝細胞)と遺伝子導入細胞の移植を脾臓を介して当該細胞を注入する方法で行った。 〔結果〕研究成果については、以下の如くであった。(1)PDX-1遺伝子導入後、各種転写因子の発現を確認でき、さらにインスリン、ゲノレカゴン、ソマトスタテン、ppなどの産生も確認した。しかし、導入の困難性は著明であった。(2)遺伝子導人効率は極めて低かったが、成熟型肝細胞においてはより良好な効率であることを確認した。しかし、獲得機能の維持性二については限界があった。(3)遺伝子非導入小型肝細胞においては、高度な肝細胞置換は可能であった。脾においても小型肝細胞の増殖は可能であった。 〔結論〕実用化へ向けての充分な手ごたえのPilot研究であったと考える。
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