研究分担者 |
北坂 孝幸 名古屋大学, 情報科学研究科, 助手 (00362294)
目加田 慶人 名古屋大学, 情報科学研究科, 助教授 (00282377)
森 健策 名古屋大学, 情報科学研究科, 助教授 (10293664)
鳥脇 純一郎 中京大学, 情報科学部, 教授 (30023138)
平野 靖 名古屋大学, 情報連携基盤センター, 助手 (90324459)
名取 博 札幌医科大学, 機器診断部, 教授 (00102260)
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配分額 *注記 |
13,100千円 (直接経費: 13,100千円)
2003年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2002年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
2001年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
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研究概要 |
本研究の目的は,仮想化内視鏡システムと実内視鏡を組み合わせ,あらかじめ撮影された個々の患者の3次元医用画像から得られる情報を,内視鏡検査時にナビゲーション情報としてリアルタイムで医師に提示する「内視鏡ナビゲーションシステム」の開発を行うことである.そのために必要な要素技術として,(1)軟性内視鏡のカメラ動き推定手法,(2)壁面下情報を実内視鏡像に合成表示するために必要な諸手法の開発,(3)軟性内視鏡を用いた検査時に種々の情報を呈示するのに必要な手法の開発をそれぞれ行い,以下のような成果を得た. (1)軟性内視鏡カメラ動き推定手法 ビデオ画像として計算機に入力される軟性内視鏡像から軟性内視鏡カメラ動き推定を行う手法を開発した.ここでは(a)ビデオ画像のみからカメラ動きを推定する手法(エピポーラ幾何解析),(b)実内視鏡像とあらかじめ取得されたCT像から生成される仮想内視鏡像との対応付け(一種の2D/3Dイメージレジストレーション)をフレーム単位で実行しカメラ動きを推定する手法,(c)カルマンフィルタを用いて内視鏡カメラの動き予測を行いカメラ動き推定探索時間を削減する手法(動き予測推定)をそれぞれ実現した.' (2)壁面下情報提示手法 内視鏡ナビゲーションシステムでは,臓器壁面下に存在する臓器情報を呈示するごとが重要である.そのために,(a)臓器セグメンテーション手法,(b)高速ボリュームレンダリングによる壁面下情報描画手法をそれぞれ実現した. (3)検査支援情報提示手法 内視鏡検査中に種々の検査支援情報を提示する手法として,(a)気管支枝名対応付け手法(解剖学的名称対応付け),(b)未観察領域堤示手法,(c)画像変形を利用した情報提示法をそれぞれ実現した.
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