研究分担者 |
小澤 一雅 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (80194546)
岩橋 健定 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (50293999)
堀田 昌英 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (50332573)
野城 智也 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (30239743)
奥谷 丈 港湾空港建設技術サービスセンター, 建設マネジメント研究所, 上席研究員
松井 健一 国土交通省, 国土技術政策総合研究所建設マネジメント技術研究室, 室長(研究職)
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研究概要 |
本研究の主な目的は,社会からの建設コスト縮減に対する要望を達成する,すなわち『良いものを安く作る』という建設技術者の役割を具体的に実現できる方策を,理論的・実証的な内容だけでなく,法体系をも見据えた制度システムとして実用化することである.本研究の主な目的は,以下の5つに要約できる. 1)科学的手法を用いた,『リスク管理費』定量化モデルの構築 2)実際のデータを用いた分析に基づく,リスクの指標化 3)実際の工事への適用による,実用化のための検討事項 以上のような計画をもとに、本研究では以下研究題目を遂行した。 研究代表者は、実用化の対象として,都市再開発事業に着目し,土壌汚染リスクに関わるマネジメントについての研究を行った.最終的な成果は,土壌汚染リスクのコスト定量化に主眼をおいて、以下の定量化モデルに関する研究を行った。 ・建設コストの費目モジュール化をベースにした、コストのばらつき推定モデルの検討 ・土壌汚染事業の技術,リスクの抽出による定量家モデルの構造化およびコンピュータシミュレーションモデルの開発 ・建設契約へのリアルオプション導入による、新しい契約手法の検討に関する基礎研究( ・高層建築物建設に伴うリスク評価に関する研究 また、それぞれの研究分担者は、本研究の目的に関連して、以下の研究を遂行した。 ・循環型社会・リサイクル社会構築のための法制度の検討 ・建物インフィルのリースにかかわる法的・契約的側面に関する研究 ・対話をベースにした、リスクコミュニケーションに関する研究 ・わが国の公共事業に関わる予算制度とその運用方法に関する研究
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