研究課題/領域番号 |
13558109
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
金田 安史 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (10177537)
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研究分担者 |
佐野 明彦 住友製薬株式会社, 製剤技術研究所・創剤研究グループ, 主任研究員
森下 竜一 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (40291439)
冨田 哲也 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (30283766)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
12,700千円 (直接経費: 12,700千円)
2002年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
2001年度: 7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
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キーワード | デコイ核酸 / NFkB / ドラッグデリバリー / ポリマー / 分子治療 / デコイオリゴヌクレオチド / 慢性関節リウマチ / 遺伝子治療 / HVJ-liposome / 遺伝子導入 / 徐放化製剤 / 転写因子 |
研究概要 |
NFkB decoyオリゴヌクレオチド自体を徐放化でき、分解を抑制しつつ細胞内にとりこませるために生体内吸収性材料のアテロコラーゲンを用いてデコイオリゴの徐放化を試みた。まず、培養細胞への蛍光デコイオリゴの導入効率を調べた。BHK-21細胞、HeLa-S3細胞,ヒト舌癌細胞SASを用いたが、48時間のインキュベーション後の細胞内導入はほとんど認められなかった。一方、我々は細胞融合によって細胞内に遺伝子導入が可能なHVJ envelope vectorを開発した。これは遺伝子ばかりでなく合成核酸、蛋白質、ペプチド、低分子化合物の細胞内導入も可能である。このベクターに蛍光のNFkB decoyオリゴヌクレオチドを封入して上記培養細胞と10分間インキュベーションすることにより、ほぼすべての細胞の核内に蛍光デコイが導入されていることがわかった。この方法により導入したNFkB decoyオリゴヌクレオチドにより癌細胞の放射線照射後のアポトーシスの増強効果も認められた。このベクターに蛍光デコイオリゴヌクレオチドを封入しサルの関節腔内に投与したところ滑膜細胞と軟骨細胞の核内に蛍光が認められた。つぎにこのベクターをさまざまなポリマーで被覆しその導入効率や徐放化能を検討した。まずこのベクターを静脈内注入すると脾臓へ遺伝子導入することができ、特にmarginal zoneに蛍光デコイオリゴを導入できることがわかったが、硫酸プロタミンのようなcationic polymerと複合体を形成させると静脈内投与により肺に特異的に導入できた。さらにヘパリンと共導入すると導入効率が約5倍増強できることが明らかになった。これらポリマーによる徐放化の詳細はまだ検討中であるが、cationic polymerによる徐放化が効果的であるデータがでている。
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