研究課題/領域番号 |
13558114
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
鵜川 眞也 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (20326135)
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研究分担者 |
平林 義章 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (30181184)
藤森 修 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (30128350)
島田 昌一 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (20216063)
植田 高史 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (90244540)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
14,100千円 (直接経費: 14,100千円)
2003年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2002年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2001年度: 7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
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キーワード | 酸味受容体 / MDEG / acid-sensing ion channel / heteromer / 苦味受容体 / T2R / imaging / G蛋白 / 味覚受容体 / アミロライド感受性陽イオンチャンネル / T2Rfamily / Oocyte Electrophysiology / カルシウムイメージング / 味覚修飾物質 |
研究概要 |
味覚受容体遺伝子の産業面での応用として、味覚受容体遺伝子を発現させた味覚センサーを開発し、新しい味覚修飾物質をスクリーニングした。その結果、酸味受容体遺伝子の応答を抑制する物質として、セリンプロテアーゼのニューロプシンを同定した。トリプシンなどの他のプロテアーゼでは、この酸味受容体に対する修飾機能は認められなかった。ニューロプシン分子のプロセッシングを受ける前のプレ体では、この酸味受容体に対する機能修飾は全く認められず、プロセッシングを受けた後の活性型のニューロプシンがpH5.0で酸味受容体の応答を抑制した。この抑制機構はリバーシブルで投与したニューロプシンをバッファーで洗い流すとその抑制効果も消失した。 一般に味覚では順応が起こり、同じ味覚刺激でも一定の時間さらされていると、その味覚に対する感受性が低下してくる。我々は、最近ラット有郭乳頭から新たに酸味受容体イオンチャネルの新しいサプユニット(ASIc2b)を同定した。このASIc2bサブユニットがASIC2aと同一の味蕾細胞に共存していることを、免疫組織化学法により証明し、さらにASIC2bが酸味受容体応答の順応の度合いを調節していることをASIC2aとASIC2bを同時にアフリカツメガエル卵母細胞に発現させた系を用いて証明した。ASIC2aとASIC2bイオンチャネル複合体が酸味受容体として味蕾で機能し、pHの低い状態ではアミロライド感受性が失われることを示した。この特性は、実際の酸味受容体の生理学的特性とよく一致するものであった。また、ヒト味覚受容体をコードしている遺伝子の中で3種類の遺伝子群hT2R3、hT2R4、hT2R5にアミノ酸変異を伴う遺伝子多型が存在することを示したが、さらにヒト味覚受容体遺伝子hT2R16にも多様性が存在することを明らかにした。
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