研究課題/領域番号 |
13571008
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
大津 和子 北海道教育大学, 教育学部・札幌校, 教授 (80241397)
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研究分担者 |
江原 裕美 帝京大学, 法学部, 助教授 (40232970)
内海 成治 大阪大学, 大学院・人間科学研究科, 教授 (80283711)
佐藤 尚子 広島大学, 教育学部, 教授 (10215824)
黒田 一雄 早稲田大学, 大学院・アジア太平洋研究科, 助教授 (70294600)
岡田 亜弥 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 助教授 (00313982)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
11,100千円 (直接経費: 11,100千円)
2003年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2002年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2001年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
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キーワード | 基礎教育 / 教育開発 / ジェンダー / 国際協力 / 識字教育 / 女子教育推進カリキュラム / program for promoting girls' education |
研究概要 |
本研究は、平成11年度-平成12年度科学研究費補助(基盤研究)「発展途上国の女子教育と社会経済開発に関する総合的研究」(研究代表者佐藤尚子広島大学教授)の成果を基盤としている。すなわち、前研究では、発展途上国における女子教育と開発をめぐる理論的枠組を明らかにするとともに、発展途上国の女子教育に対する国際機関などによる国際教育協力の取り組みの現状および課題を明らかにした。さらに、東アジア、南アジア、中東・北アフリカ、サブサハラ、ラテンアメリカの各地域における女子教育の現状と課題を概観したうえで、フィリピン、インド、ブラジル、エクアドル、南アフリカ、ザンビアなど、国別に女子教育の現状と課題を明らかにした。 本研究では、これらの成果を踏まえて、発展途上国における基礎教育、とくに女子教育が、具体的にどのような理念を掲げて、どのような主体のもとで、どのように推進されつつあるのか、その成果はどのようなもので、どのような課題に直面しているのか、に焦点を絞っている。EFA(Education for All)は、未就学の子ども・女子・障害をもつ子ども・貧困層の子どもなどに、就学の機会を提供することをめざしているが、本研究は、その中でも、とくに女子に焦点をあてて調査研究を行っている。 今回の調査対象は、アジアではカンボジア・中国・ベトナム・インドネシア・バングラデシュ、アフリカではケニア・タンザニア・ザンビナ・ウガンダ、ラテンアメリカではブラジル・エクアドル・グアテマラに及んでいる。ジェンダーにかかわる問題は発展途上国だけではなく、先進工業国においてもなお解決されていない。実質的な男女平等を進めるために、発展途上国で取り組まれている諸政策から、私たちが学べることも多い。 3年間の研究の成果を報告書としてまとめ、関係機関・大学などに送付するとともに、インターネットのホームページでも公開している。
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