研究課題/領域番号 |
13571023
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
文化人類学(含民族学・民俗学)
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研究機関 | 湘南工科大学 |
研究代表者 |
D・A Hough (HOUGH D・A / HOUGH D A) 湘南工科大学, 工学部, 教授 (50322540)
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研究分担者 |
本多 博彦 湘南工科大学, 工学部, 講師 (90339797)
DON Maybin (MAYBIN Don) 湘南工科大学, 工学部, 助教授 (60269644)
長沢 可也 湘南工科大学, 工学部, 教授 (20180474)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
10,600千円 (直接経費: 10,600千円)
2003年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2002年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2001年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
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キーワード | 危機言語 / 少数民族 / 地域研究 / ミクロネシア / コスラエ / コスラエ語 / 辞書作成 / 教育プロジェクト |
研究概要 |
コスラエ語の辞書作成:子供向けピクチャーディクショナリーは完成し、500冊を印刷した.小学生3年生から5年生向けのジュニアーディクショナリーの製作も完了し、後は印刷をする段階である。 教育関係のプロジェクト:コンピュータのスペリング・ゲームソフト1の目発は完了した.また、スペリングゲーム・ソフト2については、データ収集とナレーションの録音が終了し、湘南工科大学・システムコミュニケーション工学科の学生たちによる教育ソフトウェアの製作が進行中である.さらに、オーラル・ヒストリーのデータとビデオ録画を基にした教育教材のカリキュラム関発は湘南工科大学・システムコミュニケーション工学科の学生たちが行う予定である.ドキュメンタリー・ビデオ作成については、湘南工科大学・システム・コミュニケーション工学科の学生たちが撮影したビデオの編集と製作を行う予定である。 科研費での3年間に渡るプロジェクトの終了報告をコスラエの教育局長、ワーキング・グループのメンバー、ミクロネシア連邦の文部省の高官であるMr.Jimmy Hicksに対し行い、報告書を渡した。 この研究は、従来の危機言語の研究とは異なった方法を取り、少数民族の言葉や文化を守るための新しいスタイルが確立できたことである.この研究方法の特徴は、辞書や教育教材などが実用的であることに重点を置いていることである。研究の進め方は、現地の人たちが必要としているニーズに応えるやり方で行うと共に地元のコミュニティとじっくりコミュニケーションををはかり、実際に使う側の立場に立って辞書作域や教育開発を行うことである。 最後にユネスコやLED国際学会で行った研究発表はとても好評であり、各国の危機言語の専門家たちから新しい研究方式であるとの評価を受けた。
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