研究課題/領域番号 |
13571036
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
考古学(含先史学)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大貫 静夫 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (70169184)
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研究分担者 |
浅川 滋男 鳥取環境大学, 環境デザイン学科, 教授 (90183730)
佐々木 史郎 国立民族学博物館, 民俗学研究開発センター, 教授 (70178648)
佐藤 宏之 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (50292743)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
12,800千円 (直接経費: 12,800千円)
2003年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
2002年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
2001年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | ロシア極東 / 民族考古学 / 生業 / 居住形態 |
研究概要 |
今回の調査研究成果により、居住形態と生業そしてその背景としての生態系との間には強い相関が認められた。 アムール川下流の支流であるゴリン川流域での調査をもとにして、食料採集民の居住形態として、ビキン川流域での調査をもとに提示した定着性の高い小規模分散型居住モデルに加え、新たに、移動性の高い大規模集住型居住形態モデルを提示した。 サハリン島では、南北に細長いため、生態系がまったく異なり、生業や居住形態でも大きく異なることが知られており、これらの相関関係について調査した。縄文時代や続縄文時代の遺跡が知られている、サハリン南部は北海道と同様の落葉樹林帯の生態系であるが、中部では針葉樹林帯となり、さらに北部ではツンドラ地帯となることが、民族誌時代の各民族の分布や生業、考古遺跡の分布と大きな相関を持つことを確認した。とくに、サハリン北部に見られるツンドラは対岸のアムール川流域でのこれまでの踏査では見られなかった生態系であり、極東における特異な地域であること確認した。 沿海州のビキン川流域に所在するクラスニー・ヤール村では狩猟と居住形態との関係についての補充調査をおこなった。そして、自然地形と狩猟活動の相関について明らかにした。また、伝統的な食料貯蔵庫であった高床倉庫や住居についての調査をおこなった。 これら調査の結果で明らかになったことは極東先史時代の生業や居住形態を考える際に重要な役割を果たすであろう。
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