研究課題/領域番号 |
13572035
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
須田 力 北海道大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90091470)
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研究分担者 |
森田 勲 北海道医療大学, 看護福祉学部, 助教授 (70118165)
浅尾 秀樹 北海道浅井学園大学, 短期大学部, 教授 (70331238)
所 伸一 北海道大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (50133682)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 高齢者 / プロダクティブエイジング / 身体資質 / 北東ユーラシア / 社会的生産性 / 身体活動 / プロダクティブ・エイジング / 身体資質(physical resources) / 社会的プロダクティビティ / 積雪環境 / 国際研究者交流 / プロダクティビティ / サハリン / 体力 / 自立生活能力 / Productivity / ライフスタイル / ADL / Physical activity |
研究概要 |
(1)調査研究活動 急速に進行しつつある高齢社会は、ともすれば「依存」、「介護」、「社会的コスト」などの問題が論議の前面に出されているが、高齢者を高い生産性を発揮しうる存在としてポジティブに捉え直し、その重要な要因として身体資質をとり上げた研究を展開してきた。高齢者のライフスタイルと身体活動についてプロダクティビティとの関わりについて、北海道と地理的に最も近接し寒冷環境を共有しながら社会体制、社会経済的環境要因のまったく異なるロシア連邦サハリン州、中国黒竜江省ハルピン市の研究者の協力で調査を実施した。その結果、社会奉仕活動への参加とライフスタイル、身体活動との関係は3地域で異なっていたが、社会奉仕活動へ参加している高齢者は同じ年齢層の高齢者達よりも若い時期に活発に運動したと答えた者の割合が多いという特徴が3地域男女いずれも共通して見られた。北海道においては、高齢者のプロダクティビティと身体資質との関係について調査および体力測定を実施した結果、女性高齢者において自立能力を維持しボランティア活動に参加するなどの生き方に身体的資質が決定因子の一つであることが明らかにされた。 (2)国際シンポジウムの開催 本研究の研究協力者を含むロシア極東、中国東北部、韓国など北東アジア地域の研究者による「北東ユーラシア健康体育スポーツ国際会議」を始めて開催した(平成14年8月)。さらに高齢者の「社会的生産性」の身体活動との関連性でどのようなイメージで捉えているかについて、2003年に研究協力者であるカナダのアルバータ大学のSandy O'Brien C.教授および神戸大学長ケ原誠助教授を招聘して「身体活動と生産性」をテーマのシンポジウムを開催した(平成15年1月)。 (3)研究成果の発表 これらの研究成果は、"Physical activity, health promotion, and regional development in Northeast Eurasia"(2003年、共同文化社)などの論文集の刊行や、European College of Sports Scienceなどの学会で発表した。
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