配分額 *注記 |
11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
2003年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2002年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2001年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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研究概要 |
平成13〜15年度3カ年の現地調査は,マレーシア・サバ州・サラワク州として実施した。(1)生活環境基盤整備充実のための都市インフラ整備の拡張(主に,港湾関連施設を中心として)に伴う熱帯林・マングローブ林の破壊地域。(2)インドネシア等の移民の水上生活用の住宅建設によるマングローブ林の破壊地域を中心として調査を行った。現在のマレーシアの国策である経済・産業発展により国際公共財=国際公共資源としての熱帯林,主にマングローブ林の伐採,倒木の影響が予測される地域の抽出を行った。(3)平成13年度からコタキナバルから50Kmのキナルート・エコパークにSAFODA(サバ州森林開発公社)と共同でマングローブの植林を開始しモニタリング調査を実施した。このマングローブの植林はサバ州では初めての試みである。 マングローブ林地帯の住民は,マングローブ林の豊かな恵みを活用しながら,生活に取り組んできた。住民の就業構造,生業との組み合わせで生活が成立してきている状況を調査する必要がある。今後の調査にマングローブ森林資源の利用と環境について地域ごとに実施することを課題とした。すなわち平成14年度,人間と自然の共存関係を大きく転換する人為的インパクトが増大している。次に成果報告書の概要である。 1)マレーシア・サバ州における森林の保全政策:マングローブ林が伐採され減少している原因・理由・環境資産の把握と分析をした。 2)サバ州における商品作物生産の展開と環境保全:農業生産の拡大による自然環境への負荷と商品作物との関連を分析した。 3)東マレーシアの環境資源管理と人間の安全保障:東マレーシアの環境問題に関係する制度と社会の安全保障を確立させるための側面から,行政と社会の経済主体がどのような構造改革と制度で対応したのかを分析した。 4)The State of Sabah : A Population Profile:サバ州の都市部と農村部の人口について年齢層や民族の種別から今後の人口動態について分析をした。
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