研究課題/領域番号 |
13574008
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
梅干野 晁 (梅于野 晁) 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (50108213)
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研究分担者 |
本間 博文 放送大学, 教養学部, 教授 (60016475)
菅原 正則 宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (60300513)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
2003年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2002年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2001年度: 6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
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キーワード | 河回村 / 実地調査 / 伝統集落 / 保存 / 生活行為 / 熱環境 / 気候特性 / 環境デザイン / 自然共生 / 民家 / 調査 / 韓国 |
研究概要 |
地域環境の特性を活かした住環境設計手法を模索するために、韓国の代表的な伝統集落である河回村を対象に調査研究を行い、次のような結果を得た。 (1)文献調査に基づいて、河回村の成り立ちから現在までの歴史的経過について整理し、河回村の韓国の伝統集落における位置づけを明らかにした。 (2)風水の原則によって構成されていると言われる集落形態であるが、建物配置の原則として敷地面の傾斜と建物配置の関係性が高かった。 (3)観光地化や現代的な生活の追求により変化しつつある集落及び住宅の実態を、熱環境的な視点から行った現場調査と設問調査を通じて明らかにした。 (4)独特の地形、集落計画(集落を取り囲んで流れる洛東江、集落内の緑、放射線状の土塀道)が夏季の熱環境や冬季の風環境に与える影響を確認した。 (5)異なる向きを向いている2つの代表両班住宅の実測を行い、光環境、熱環境、風環境調整効果を明らかにした。 (6)異なる方式で改修されている2つの両班住宅を対象に、数値計算による室内熱環境改善のための新たな改修方法を検討した。 以上の研究成果をもとに、河回村の住民とフォーラムを開催し、自然共生型住空間の保存を目的とした環境デザインについて議論した。その内容をとりまとめるとともに、本研究の今後の研究課題を明らかにした。
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