研究課題/領域番号 |
13575002
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
遺伝
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
SZMIDT Alfred 九州大学, 大学院・理学研究院, 助教授 (70325497)
|
研究分担者 |
颯田 葉子 総合研究大学院大学, 先導科学研究科, 助教授 (20222010)
猪股 伸幸 九州大学, 大学院・理学研究院, 助手 (20301335)
山崎 常行 九州大学, 大学院・理学研究院, 名誉教授 (10108649)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2003
|
研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
|
配分額 *注記 |
11,500千円 (直接経費: 11,500千円)
2003年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2002年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2001年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
|
キーワード | DNAデータベース / 熱帯林 / フタバガキ / マングローブ / 遺伝的多様性 |
研究概要 |
このプロジェクトの目的は、アジアに分布する生態的・経済的に有用な樹木の自然集団のDNAサンプルに関し、データベースを構築し、インターネット上で公開することである。データベースには分類、採集地、サンプルの状態などが明記してある。インターネットを介した通信販売のように、検索と注文ができるシステムになっている。データベースに登録してあるDNAサンプルは、利益が目的でない科学者であれば規定の信任状を確認の上、誰にでも送料のみで配っている。データベースは私達の研究室で管理している以下のウェブサイトからアクセスできる。 http://genetics.biology.kyushn-u.ac.jp. アジアには莫大な数の樹種が現存している。そのため全ての樹種について研究することは不可能であるし、また不必要である。そこで私たちは、材木、燃料、繊維、果実として特に生態的・経済的に有用な樹木に焦点を当てている。これまで、このような樹木はアジアのそれぞれの国で同定されてきた。特に私達はBambusa、Calamus、Rhizophora、Dipterocarpus、Shorea、Tectona属の収集に力を注いだ。またサンプルは日本、マレーシア、タイ、中国、インド、スリランカ、ベトナム、セイシェル諸島、マダガスカルから採集されたものである。これまでデータベースにはアジアとマダガスカルからの200種2000個体以上のサンプルが登録されている。最近、スウェーデンとロシアの科学者との協力で、アジアに分布するカラマツ属の全種の唯一のサンプルコレクションを手に入れた。これらのサンプルについて、現在データベースに入力中であり、今年の後半に公開する予定である。 このプロジェクトについて3人の修士課程の学生と2人の学部生が研究した。
|