研究課題/領域番号 |
13575030
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
応用獣医学
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
玄 学南 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 助教授 (10292096)
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研究分担者 |
横山 直明 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 助教授 (80301802)
藤崎 幸蔵 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 教授 (00292095)
五十嵐 郁男 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 教授 (80159582)
見上 彪 内閣府, 食品安全委員会, 委員 (20091506)
井上 昇 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 助教授 (10271751)
SAKAI Takeo Nihon University, Professor (50147667)
NAGASAWA Hideyuki Obihiro University, Professor (60172524)
KABEYA Hidenori Nihon University, Associate Professor (10318389)
MARUYAMA Soichi Nihon University, Associate Professor (30181829)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
2003年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2002年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2001年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
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キーワード | バベシア感染症 / ネオスポラ感染症 / トキソプラズマ感染症 / クリプトスポリジウム感染症 / 組換え抗原 / 血清学診断 / DNA診断 / 中国 / クリストスポリジウム感染症 / ELISA / 中国新疆地区 / 中国吉林地区 |
研究概要 |
本研究は、中国における動物の主要原虫感染症の浸潤・流行状況を明らかにし、日本の輸入検疫体制強化と中国の原虫病診断技術の向上と普及に資することを目的として実施した。3ヶ年にわたり得られた主な研究成果は下記の通りである。 1.原虫感染症診断用抗原の検索と同定 バベシア、トキソプラズマ、ネオスボラ、クリプトスポリジュウム及びトリバノソーマなど主要動物病原原虫のcDNAライブラリーを作製し、イムノスクリーニング法によりそれぞれの主要抗原遺伝子を同定・クローニングし、その性状解析を行った。新しく同定或いは性状解析した抗原遺伝子としてB.equiのEMA-1、EMA-2、P82;B.caballiのP48、P134;B.gibsoniのP18、P29、P50;B.bovisのRAP-1;N.caninumのSAG1、SRS2;T.gondiiのSAG1、SAG2、SRS1、ROP-2;C.parvumのP15、P23などが挙げられる。 2.組換えタンパク質を抗原とした血清診断法の確立 上記の種々の原虫抗原遺伝子を大腸菌或いは昆虫細胞発現系にて発現させ、得られた組換えタンパク質を抗原としたELISA法、ラテックス凝集法、イムノクロマトグラフィー法などを確立した。 3.DM診断法の確立 上記の一部の原虫遺伝子の塩基配列に基づいてプライマーを設計し、特異性と感度の高いPCR法を確立した。 4.中国における原虫感染症の疫学調査 中国西北地区の新彊自治区、東北地区の吉林省、華北地区の北京市、華南地区の福建省、西南地区のチベット自治区の馬・牛・豚・羊・イヌなど動物のバベシア、トキソプラズマ、ネオスポラ、クリプトスポリジウムなど原虫感染症の疫学調査を行い、数多くの新しい知見を得た。
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