研究課題/領域番号 |
13610193
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
駒井 洋 筑波大学, 社会科学系, 教授 (20058100)
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研究分担者 |
バレスカス M. R. P 筑波大学, 社会学類, 外国人教師
窪田 眞二 筑波大学, 教育学系, 教授 (80170033)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 帰化 / 在日韓国・朝鮮人 / 中国人 / アイデンティティ / 共生志向 / 民族志向 / 同化志向 / 個人志向 / 在日韓国人・朝鮮人 / 帰化者団体 / 帰化手続き / 帰化意識 / コリア系日本人 |
研究概要 |
初年度の予備的研究、2年目の質問紙を用いる量的調査につづき、最終年度に当たる本年度は、欠落していた情報を文献、インターネット等によって補うとともに、質的データを収集するために、代表的ケースにたいする聞き取りをおこなった。調査地は主に、関西地方であり1人つき約3時間、計15人について聞き取りを実施した。以下はその結果である。まず、自己の内部における「日本人」意識と民族意識(エスニック・アイデンティティ)の併存もしくは、葛藤状態にどのように対応しようとしてきたかによって、日本国籍取得者は「共生志向型」「同化志向型」「民族志向型」「個人志向型」に大きく類型化できる。ここで「共生志向型」とは自自己の民族性という「他者性」を「日本人」という意識と共存もしくは相対化させる戦略であり、「同化志向型」とは民族性という「他者性」を否定していく戦略であり、「民族志向型」とは民族性という「他者性」を肯定していく戦略であり、「個人志向型」とは二つの他者性を肯定も、否定もせず自己実現をめざす戦略である。これらの四類型が権利を獲得しようとする際、文化的市民権の追求によろうとする類型は「民族志向型」と「共生志向型」であり、単一国籍の取得によろうとする類型は「共生志向型」と「同化志向型」であり、個人単位の「個人志向型」とは異なっている。さらに、これら四類型は、量的調査により得られた、「権利獲得」「出自隠蔽」「出自承認」「国籍超越」の四類型とそれぞれ相応していることが、結果として表れた。
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