研究課題/領域番号 |
13610219
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 仙台白百合女子大学 |
研究代表者 |
槇石 多希子 (槙石 多希子) 仙台白百合女子大学, 人間学部人間発達学科, 助教授 (80209402)
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研究分担者 |
高橋 満 東北大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (70171527)
高橋 早苗 仙台白百合女子大学, 人間学部・人間発達学科, 専任講師 (90285685)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2002年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2001年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 国際結婚 / 外国籍配偶者 / 東北地方 / 配偶者選択 / 社会的包摂 / 未婚 / 市民活動 / 日本語学習 / 社会的包括 / 未婚率 / 結婚斡旋 / 国際児 / 多文化共生 / 外国人市民 |
研究概要 |
日本の「国際結婚」の特徴は、短期間に急増したことで、1980年までは結婚総数に占める割合は1%足らずであったが、2000年には4.5%にもなった。また「国際結婚」の70%以上が日本人男性と外国籍女性との結婚であることもこれまでとは異なる点である。このような日本の傾向は、東北地方(山形・最上地域)では90年代にすでに見られた現象である。 本研究は、1.農村地域の配偶者選択と社会的人口学的要因、2.行政主導の「国際結婚」の問題点、3.市民生活者として外国籍配偶者への支援と地域の課題に焦点を置く実証研究であり、次のような点を報告する。 まず第1に、未婚男女の恒常的な人口格差-20代女性の他出と伝統的な家父長的な「家」意識の残存による農村地域における男性の配偶者選択の困難さがあり、またそれを打開するための行政主導の「国際結婚」が始められたが、行政の個人問題への介入の限界や連携した仲介業者の特異な仲介方法への批判がある。 しかしながら、第2に「国際結婚」を支援する施策として、外国籍配偶者(妻)に対する日本語学習の提供をはじめとして、健康や「国際児(外国籍母親の子ども)」にかかわる保育および保育相談の提供など地域の市民活動と連携した行政の取り組みが社会的包摂として検討されている。第3に彼女たちが主体的な生活者として暮らしを営む場として「多文化共成社会」を目指し地域に構築する実践例も見られる。
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