研究課題/領域番号 |
13610293
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 龍谷大学 (2002-2003) 京都大学 (2001) |
研究代表者 |
天野 正輝 龍谷大学, 文学部, 教授 (90024992)
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研究分担者 |
田中 耕治 京都大学, 大学院・教育額研究科, 教授 (10135494)
天野 正輝 龍谷大学, 文学部, 教授 (90024992)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 指導要録 / 教育評価 / ポートフォリオ評価法 / クロー・アイランド校 / 教育評価史 / 通知表 / 内申書 / ウィギンズ(G.Wiggins) |
研究概要 |
本研究の目的は、平成12年12月に答申が出され、平成15年度から実施されている改訂指導要録の趣旨に基づいて、小・中学校における教育評価の理論と方法を探究・開発し、実践的指針を示すことであった。その際、次の4つの観点から、こうした研究課題への接近を試みた。(1)教育評価に関する歴史的研究。(2)各地の小・中学校への改訂指導要録に関わるインタビュー調査、および京都府・市に対する通知表調査。(3)改訂指導要録の特徴についての理論的考察。(4)諸外国における教育評価の理論・実践の動向についての調査および聞き取り。 本研究では、研究期間の3年間で、各観点について次のような研究実績をあげた。 (1)戦後の教育評価研究をリードしてきた理論家・実践家に着目して、彼らの主張の特徴・意義・課題等について整理・考察した。成果は中間報告書『人物で綴る戦後教育評価の歴史』(平成15年3月)として刊行した。 (2)京都府・兵庫県等の小・中学校に出向き、各校での教育評価実践のあり方についての調査を行った。また、通知表調査は、平成14年度に全国の教育評価推進校40校に対して、続いて平成15年度には京都府の国公立小・中学校650校あまりに対して、通知表の蒐集およびアンケートの回収を行い、整理・分析した。さらに全国の都道府県教育委員会に対して、内申書に関するアンケート調査を行った。成果は最終報告書(平成16年2月)および田中耕治編著『教育評価の未来を拓く』(ミネルヴァ書房,平成15年9月)で公表した。 (3)教育評価の理論的考察を継続的に進め、各研究論文や雑誌の連載記事に掲載した。また、成果は研究成果中間報告(平成14年3月)としてもまとめた。 (4)平成14年、15年の2度にわたって訪米し、シカゴ・クローアイランド小学校のヒバード校長および教育コンサルタントのウィギンズ氏からとりわけポートフォリオ評価法の理論・実際についての聞き取りを行った。成果は上掲の最終報告書等に掲載した。
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