研究課題/領域番号 |
13610294
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
江原 武一 京都大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00012568)
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研究分担者 |
杉本 均 京都大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (50211983)
山田 礼子 同志社大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (90288986)
高見 茂 京都大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (60206878)
南部 広孝 長崎大学, アドミッションセンター, 講師 (70301306)
金子 勉 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (40263743)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 高等教育 / 管理運営組織 / 大学改革 / 国際比較 / グローバル化 / 市場競争原理 / クオリティ・マネージメント / パフォーマンス・ファンディング |
研究概要 |
各国の高等教育をとりまく社会経済的状況は1970年代の2度にわたるオイル・ショックや90年前後の社会体制の再編成などに伴って急速に転換し、どの国でも高等教育のあり方があらためて問われ、抜本的な大学改革が進められている。しかしその実施手続きや実施過程で生じた解決課題には各国で大きな違いがみられる。このような意識のもと、基本的に同一の特徴を有する高等教育政策にもとづいた管理運営組織の改革が、改革の基礎的条件や基盤の異なる国ぐにで具体的にどのように展開しているのかを調査した。また日本を含めた多国間比較により体系的に分析することにより、日本の大学改革の新たな方向づけや軌道修正のための具体的な方針や方策を見出すのに有益な知見を得ようとした。 研究対象国として、先進諸国として日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、発展途上諸国として中国、マレーシアを中心とした東南アジア諸国、トルコを選定した。調査・分析を行った結果、大学改革の顕著な特徴は、どの国の政府も基本的に、市場競争の原理の効用を強調する新保守主義の考え方にもとづいた「小さな政府」による高等教育政策を策定し、その推進をはかっていることである。しかし各国の社会経済的条件や高等教育制度の歴史的文化的背景、高等教育の普及度などが非常に異なるため、それらの具体的な適用は学内外の環境により様々な形であらわれることが確認された。
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