研究課題/領域番号 |
13610310
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
|
研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
緒方 茂樹 琉球大学, 教育学部, 助教授 (30261184)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2003
|
研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
|
配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
|
キーワード | 自閉(症) / 障害児教育 / 事例研究 / 知的障害養護学校 / 研修 / 学校組織 / 実践研究 / 基礎研究 / 実績研究 |
研究概要 |
本年は最終年度であることから、知的障害養護学校との連携の中で進めてきた事例研究について最終のまとめを試み、学期末には校内の研修会で発表を行った今年度も引き続き、自閉(症)児の事例を中心に、教育課程の枠組みや指導目的、指導方法内容について、担当教師との情報交換を行うことを目的として研究を進めてきた。さらに最終年度は島嶼地域の養護学校との連携も試みた。この経験を通じて自閉(症)児のみならず、養護学校在籍の子ども全体への教育的対応の在り方について現場教員との情報交換あるいは教育相談をさらに深めることができた。今年度はまとめとして、これまで進めてきた養護学校と大学教育学部との連携や教育相談、研修の在り方や実施の具体的な方策、さらにこれまでに行ってきたことに対する反省から得られた課題について、学校と大学との間で情報交換を行った。その内容は来年度以降の連携の在り方に活かされるものであった具体的な事例研究については、現在中学部の自閉(症)児に加え小学部の事例も対象とし、担当教師と協力しながら月に2-4回のペースでビデオ録画を中心とした行動観察を行ってきた。さらにこの行動観察を通じて得られた経験を生かして、子どもの実態把握のためのチェックリストを作成した。このチェックリストについては、現在研究論文としてまとめているところである。さらに引き続き、全国で行われている知的障害養護学校における自閉(症)児への対応について文献的な検討も合わせて行っている。中でも音楽を活用した取り組みについてはデータベースのひな形を作り、現場で活用できるようなシステムの構築を行い研究論文としてまとめた。今年度はその内容に沿った共同作業について具体的な取り組みを行っており、実践的な共同研究の有用性を実証できている。
|