研究課題/領域番号 |
13610314
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 西武文理大学 |
研究代表者 |
新井 浅浩 西武文理大学, サービス経営学部, 助教授 (80269357)
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研究分担者 |
アッシュ ロベール 東北学院大学, 教養学部, 講師 (90275602)
高橋 克巳 (高橋 克已 / 高橋 克己) 佐賀大学, 文化教育学部附属教育実践総合センター, 助教授 (10314030)
山田 真紀 椙山女学園大学, 人間関係学部, 助教授 (30329643)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 市民性教育 / 特別活動 / 学級活動 / 公民教育 / プロジェクト学習 / フランスの教育 |
研究概要 |
三ヵ年にわたる合計三度の現地調査(小学校、コレージュ、リセにおける授業観察を含む)や大学区に対するアンケート調査および収集した文献調査により、フランスにおける市民性教育の構造とその取り組みの特色を明らかにすることができた。フランスにおける市民性教育は、欧州統合をきっかけとした国家や地域の意識の自覚化や文化・言語の独自性強調に限られるものではなく、多くの先進国が直面している社会秩序の崩壊や治安の劣悪化に対応するべく学校と地域が連携している様々な取り組みであることが理解された。具体的には、小学校、コレージュ、リセにおける教科横断学習、公民科、学級活動、地域との連携を含んだ学校全体のプロジェクトなどであり、それらの実態を文献研究のみならず、実際の授業観察や担当者へのインタビューにより把握し、かつ問題点を描きだした。 これらの調査結果の詳細を、二つの学校調査報告書にまとめて刊行した。また日本比較教育学会第38回大会(武藤孝典・新井浅浩「スクール・ガイダンスおよび価値教育の国際比較のために-日本・アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ-」平成14年6月29日:九州大学)、日本カリキュラム学会第14回大会(武藤孝典・新井浅浩「フランスにおける市民性教育のためのカリキュラム開発」平成15年7月6日:上越教育大学)、日仏教育学会2004年度研究大会(山田真紀・鈴木規子・武藤孝典「フランスの学校における市民性教育-学校と地域の連携に注目して-」平成16年10月9日:上越教育大学)において発表した。さらに、以下の六つのテーマ、すなわち、1)市民性教育の総論、2)「学級生活の時間」と教師の役割、3)市民性教育における生徒指導専門員の役割、4)健康と市民性教育のための協議会の活動、5)優先教育地域における市民性教育、6)フランスの特別活動についてメンバーが論文を執筆し報告書にとりまとめた。
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