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カトリシズムにおける「教養としての宗教教育」に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 13610319
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育学
研究機関白百合女子大学

研究代表者

佐々木 裕子  白百合女子大学, 文学部, 助教授 (60286888)

研究期間 (年度) 2001 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
2002年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードカトリシズム / 宗教教育 / 教養教育 / 宗教 / 教育
研究概要

本研究では従来ほとんど研究がなされてこなかったカトリシズムにおける宗教教育に注目し、その理念の変化の過程を歴史的・思想的に検討した。
カトリシズムにおいては1965年に終了した第2バチカン公会議において、他宗教に対する理解をそれまでの姿勢とは全く異なり、大きく変えることとなった。カトリシズムにおける教育の現場で諸宗教に関する理解とその対話教育の必要性が指摘されるようになったのは、公式的にはこの第2バチカン公会議以降である。しかしながら、実際にそれらがカトリシズムに基づく教育の現場に現れるまでにはかなりの時間を要することとなっており、現在もまだ大きな課題となっている。この点においては、カトリシズムがマジョリティの国々よりも、マイノリティである国々の方が進んでいることが明らかとなった。また、一枚岩と考えられがちなカトリシズムの宗教教育において、実際にはそれに具体的に関わる教育修道会の霊性・理念などによって、多様性が見られることも明らかとなった。
さらに、近年バチカンが出した『新カテケージス(公教要理)』、及び、各国の司教協議会によって編集された『新カテケージス』においては、いわゆる「諸宗教の神学」の発展も反映して、第2バチカン公会議の路線から一歩進んだ形での他宗教理解・宗教教育理解が出てきている。
我が国のカトリシズムの宗教教育実践においては、前述の通り、各教育機関の背景にある修道会、とりわけ邦人修道会における宗教教育理解・第2バチカン公会議理解が大きな影響を与えたことが指摘される。また、実際のカトリシズムにおける宗教教育の直接のインターフェースとなる現場の教員たちによって、上述の『新カテケージス』及び司教団文書・教皇文書などにおいて提出された内容が理解され、実際の教育内容としてまとめ上げられていく組織に関しても、検討を行った。

報告書

(4件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 井上順孝, 佐々木裕子 他: "「宗教と社会」学会・宗教意識調査プロジェクト・アンケート調査報告"「宗教と社会」学会・宗教の意識調査プロジェクト 国学院大学日本文化研究所「宗教教育の国際比較」プロジェクト. 24 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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