研究課題/領域番号 |
13610335
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
|
研究機関 | 筑波技術短期大学 |
研究代表者 |
須藤 正彦 筑波技術短期大学, 聴覚部一般教育等, 助教授 (90206566)
|
研究分担者 |
石原 保志 筑波技術短期大学, 教育方法開発センター(聴覚障害系), 助教授 (70212917)
中川 辰男 横浜国立大学, 人間科学部, 助教授 (00164137)
鷲尾 純一 筑波大学, 心身障害学系, 助教授 (80220854)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2003
|
研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
|
配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
|
キーワード | 聴覚障害学生 / 情報保障 / 一般大学 / 聴覚障害 / Deaf Study / 難聴 / 高等教育 / 支援ネットワーク |
研究概要 |
まず一般大学に学ぶ本邦の聾・難聴学生と研究分担者を介して面接し、従来受けた授業時の情報保障等の情報を収集した。その結果、大学あげての支援ではなく個人で学外の手話通訳者やノートテーカーを探す、または大学内にてボランティアを探す等の実情が把握できた。研究期間中は国際聾教育学会に参加し、異文化理解教育、米国高等教育機関における障害学生支援の発表討論に加わったり、SCS(Space Collaboration System)を用いて日本国内の9大学とメディア教育開発センター間をネットワークで結んで、これまでに筆者が訪問・調査した聴覚障害学生の支援機関の支援内容の報告と筑波技術短期大学での情報保障、他大学への支援を報告したその際に情報保障法として音声認識を用いた字幕提示法やインターネットを介して遠隔地にいる手話通訳者に音声を送り、それを手話に変換して聴覚障害学生にフィードバックする方法を紹介した。夏期には国際聾教育学会や関連研究会にて出会った日本福祉大学4名の学生の訪米調査研究の支援を行い、米国のナショナル聾工科大学とGLAD(ロサンゼルス聾協会)での支援プログラムの情報収集した。さらに当該3年間に得た研究成果の総括として第39,41回日本特殊教育学会にて(香川大学、東北大学)発表し、諸外国の聴覚障害学生への支援スタッフの要件、法的な根拠等について報告した。これらについて研究者や聴覚障害学生自身から質問を受け、各地の様子について情報交換ができた。SCSや当該学会でのランチオンミーティングにて一般大学に学ぶ学生への講義・情報支援を議論できたことは今後受入を予定している大学にも有意義であった。これらの活動を通して、今後日本型の聴覚障害生への支援方式やネットワーク構築を探ることを次の課題としたい。
|