研究課題/領域番号 |
13610347
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 秋田大学 (2002-2003) 独立行政法人国立特殊教育総合研究所 (2001) |
研究代表者 |
大城 英名 秋田大学, 教育文化学部, 助教授 (80185256)
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研究分担者 |
内田 芳夫 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (20004129)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 弱視児 / HTML教材 / 視覚認知 / ロービジョン / 視知覚 / 漢字筆順 / グラフィック / 教育的評価 / 視覚活用 / 漢字の読み書き / 教育漢字 / 筆順 |
研究概要 |
本年度は本研究の最終年度にあるため、本研究のテーマである「弱視児の個に応じた学習支援HTML教材の作成と活用に関する研究」について得られた知見をまとめ研究成果報告書として作成・公刊した。 本研究の研究成果として、次の5つのテーマの論文を報告書にまとめた。1)ロービジョン用教育漢字筆順学習ソフトウェアの開発とその試用、2)A Viewer of HTML Contents for the Low Vision、3)弱視児のグラフィック視知覚の評価と指導、4)視覚障害幼児の視覚活用の教育的評価に関する研究、5)ビジョンの教育的評価と指導、である。 本研究の具体的成果を概述すると、(1)弱視児の見え方に応じた教材作成のソフトウェアおよび教育漢字筆順学習用のソフトウェアを開発し、その有効性を確認した。これらのソフトウェアは弱視児の見え方に応じて文字サイズ、配色、行間、文字間隔、フォント、コントラスト等を自由に設定できるため、拡大教材の作成が容易にできること、また漢字学習に有効であることが示された。(2)視覚障害幼児の視覚活用を評価するVAP-CAP(J)検査を試作し、その有効性を確認した。これは子どもの見る力を育成するために「評価と指導プログラム」をワンセットにしたもので教育現場での有効活用が期待できる。(3)弱視児のグラフィック視知覚検査を試作した。これは、子どもが絵や写真やイラストなどのグラフィックをどの程度正しく視知覚できるかを調べる検査であり、その結果によって教材作成や指導のヒントが得られるようになっている。これも教育現場での有効活用が期待される。 我々が実施した研究課題は多岐にわたるため、今後も継続的に研究を行っていかなければならないが、本研究成果報告書では、上述の諸テーマの論文を合本としてまとめて作成した。
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