研究課題/領域番号 |
13610348
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 独立行政法人国立特殊教育総合研究所 |
研究代表者 |
澤田 真弓 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 視覚障害教育研究部, 主任研究官 (50321592)
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研究分担者 |
中野 泰志 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任教授 (60207850)
大内 進 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 視覚障害教育研究部, 室長 (40321591)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 中途失明者 / 点字指導法 / 教材 / 点字蝕読 / 点字サイズ / 点字触読 |
研究概要 |
本研究は、一旦普通文字を獲得した後に視覚障害となった者の点字触読能力の向上に焦点をあて、個に応じた最適な点字サイズと指導プログラム及び教材の開発を目指した。この目的を遂行するにあたり、具体的な研究項目として、次の3点をあげ、取り組んできた。 1.指導プログラムと教材開発のため、盲学校やリハビリテーションセンター等で行われている中途失明者に対する点字指導法と教材の実態を把握する。 2.点字初期指導時の個に応じた最適点字サイズの評価法を検討する。 3.点字触読能力を高めるための個に応じた指導プログラムと教材を開発する。 本研究では、盲学校・リハビリテーションセンター・点字図書館等で実際に中途失明者の指導に携わっている人たちを対象として、「中途失明者の点字指導に関する学習会」を年1回開催してきた。この学習会においては、情報交換や点字触読演習を行いながら、指導法や教材の工夫等について、実験的な試みを行い、ニーズ把握の面からも本研究の中心に位置づけてきたものである。これらの取り組みを通して次のような成果が得られた。 1の実態把握については、各学校・施設等から提供のあった指導法や教材の分析を行い、その特徴を整理した。2の最適点字サイズについての研究結果からは、中途失明者の点字触読初期指導にマス間隔の広い点字やLサイズでの教材提供の有効性が明らかになった。3の指導プログラムと教材の開発では、2の結果や学習会での試みから、指導者用の「中途失明者の点字触読指導マニュアル及び教材(CD・フロッピー付き)」を作成した。特に、このマニュアルでは、より分かりやすくするため、ポイントごとに指導の実際場面をビデオ収録し、CDに収め、また教材のヒント集「おもしろ教材集」を作成した。これらの教材の点訳電子データー等を作成し、活用の便をはかった。
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