• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

近代日本における歴史学の制度化と歴史学部の不在に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13610384
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 日本史
研究機関奈良女子大学

研究代表者

小路田 泰直  奈良女子大学, 文学部, 教授 (30186671)

研究期間 (年度) 2001 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード近代化 / 歴史学部 / 大学制度 / 帝国大学令 / 森有礼 / 仮説検証の学 / ランケ史学 / 改正帝国大学令 / 大学令 / 沢柳政太郎 / 大日本編年史 / 戦後改革 / ランケ史 / アメリカ / ランケ / リース / 帝国大学
研究概要

明治維新以来140年間、日本はあらゆる面で、西洋を模倣し、急速な近代化を遂げてきた。しかし一つだけ模倣しなかったものがあった。それが大学制度であった。大学制度だけは、西欧的な大学ではなく、日本的な大学をつくりあげてきた。その結果日本の大学には、世界の大学にないいくつかの特色が生まれた。その一つが、一つの例外もなく、すべての大学に、歴史学部が存在していないという特色であった。歴史学という学問を、何所までも軽視するという特色であった。
ではなぜ日本の大学には、そのような特色が生まれたのか。その理由を、西洋の大学との比較の中で明らかにしたのが本研究である。
1886年の帝国大学設立当初、初代文部大臣森有礼は、決して歴史学を軽視してはいなかった。むしろ西洋の大学なみにそれを重視していた。しかし彼の死後、日本の大学は確実に歴史学への関心を失っていった。1893年の帝国大学令の改正以降、その動きは加速された。ではそれはなぜか。日本の大学が、後進国にふさわしく、独創的学問の追及をあきらめたからであった。独創的学問を追及しないのであれば、仮説検証の学としての歴史学はいらなかったからであった。

報告書

(4件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 東京大学史料編纂所編(部分執筆:小路田泰直): "歴史学と史料研究(執筆個所:国史の誕生と『大日本編年史』編纂の中止)"山川出版社. 234-254 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi