研究課題/領域番号 |
13610405
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 徳島文理大学 |
研究代表者 |
濱田 宣 徳島文理大学, 文学部, 助教授 (20299332)
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研究分担者 |
加藤 優 徳島文理大学, 文学部, 教授 (20309694)
小林 芳規 徳島文理大学, 文学部, 教授 (10033474)
青野 春水 徳島文理大学, 文学部, 教授 (20044068)
青木 毅 徳島文理大学, 文学部, 助教授 (70258317)
古田 昇 徳島文理大学, 文学部, 助教授 (30299333)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 仏教史学 / 歴史学 / 仏教美術 / 寺院史 / 聖教 / 石造物 / 地形分析 / 尾道 |
研究概要 |
本研究は、広島県尾道市に所在する真言宗醍醐派西國寺が所蔵する聖教・典籍・古文書を中心とした所蔵文化財の全貌を明らかにして、由緒ある西國寺の歴史と文化の本格的な解明を行うとともに、資料の整理・保存までも視野に入れて後世への文化財の保存継承にも資することを目的としている。 研究期間の最終年次にあたる本年度は、当初見込んだ2万点を超える西國寺所蔵文化財の全貌解明に向けての確認調査(資料調書作成)を引き続き行うとともに、これまでに調査した7,997点(聖教類:7,080、近世文書:171、典籍:474、仏画等:219、仏像:53)の文化財の内、聖教を中心に568点についてデータ化をはかり、それらを『西國寺調査研究報告書vol.1』としてまとめる作業を進めた。 この3年間の研究実績は、2年次目に実施した展覧会「尾道西國寺の寺宝展」の開催と、同時に刊行した展示図録への論文掲載、講演会での成果の公表、そして3年次目に刊行する『西國寺調査研究報告書vol.1』において公表する資料目録である。 ところで、調査対象となる西國寺所蔵文化財約2万点のうち、現時点で確認して調書の作成を終えたものは約8,000点で、全体の4割である。また、資料調書からデータ化をはかっているのは、調査したものの1割に満たない。本調査研究の目標は西國寺所蔵文化財の全貌を明らかにすることであり、それにより西國寺の歴史と文化の解明の緒に就くのである。 今後、1万点を超える未調査の文化財の解明と、調査した文化財のデータ化及び資料目録の刊行を継続しなければならない。現体制の教員と調査補助の学生(学生は毎年入れ替わる)による精一杯の取り組みにより、殊に調査済みの文化財のデータ化の点数を毎年1,000〜1,500点としていくことが緊要の課題であるといえよう。 なお、平成16年度からの科学研究費補助金の申請(研究課題「瀬戸内における地方寺院所蔵資料の調査研究」)もすでに行っている。
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