研究課題/領域番号 |
13610413
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | (財)元興寺文化財研究所 |
研究代表者 |
稲城 信子 (財)元興寺文化財研究所, 研究部, 研究員 (50106712)
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研究分担者 |
佐伯 俊源 種智院大学, 仏教福祉学科, 助教授 (30309067)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 戒律復興 / 戒律関係図書 / 東大寺(戒壇院) / 西大寺 / 西明寺 / 泉涌寺 / 野中寺 / 神鳳寺 / 戒律 / 典籍 / 三僧坊 / 明忍 / 恵猛 / 東大寺戒壇院 |
研究概要 |
本研究は、日本における戒律伝播の歴史を聖教資料から調査・研究を目的としている。(特に中世〜近世) 中世編として、東大寺や泉涌寺に所蔵される戒律関係聖教を調査した。東大寺は、平安〜江戸期に書写・印刷された477点がある。特に、奈良・四大寺、京都・泉涌寺等に鎌倉期に印刷された資料が多く残されている。泉涌寺は、73点所蔵している。全資料は、中国・南宋時代に印刷された経典の復刻本であり、泉涌寺版といわれている。元々、奈良・大安寺、東大寺戒壇院で所蔵されていたが、15世紀末、泉涌寺に移管されている。 17世紀はじめ、京都・西明寺明忍(1576〜1610)から始まった戒律復興の動向は、大阪・野中寺恵猛(1613〜1679)、大阪・神鳳寺円忍(1609〜1677)らが中心に復典され、戎律道場としての役割をもつ寺院となっていった。この三寺院(三僧坊といわれる)で所歳される戒律関係図書・記録等の調査を行なった。西明寺は213点、野中寺は1272点、神鳳寺は197点を調査した。三寺院とも、大半が江戸期に書写・印刷された資料であるが、これらの多くの資料目、江戸期において戒律がどのように伝播していったかを明示している。 三寺院の戒律関係図書・記録等調査は、今回初めて実施された。今後、江戸期の仏教史研究に大きく寄与するとおもわれる。
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