研究課題/領域番号 |
13610423
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
東洋史
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
赤嶺 守 琉球大学, 法文学部, 教授 (20212417)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 清代 / 琉球王国 / 漂流 / 漂着 / 送還体制 / データベース / 档案史料 / 歴代宝案 |
研究概要 |
本報告書は論考<清代の琉球漂着民送還体制>とデータベース<清代琉球一般船漂着一覧>の2部構成とした。論考では、清代の琉球漂着民に対する送還システムの構造について、「漂流・漂着」の実態や時代背景、漂着に対する「訳訊」といった取り調べ、「修船」の費用や「変売」といった貨物の売却、「護送」に関わる諸問題、沿岸各省の賞賚品目、福州における「加賞」としての賞賚品の賞給量および賞給方法、そして福州における行政文書の収発経路などについて検討した。 データベースの<清代琉球一般船漂着一覧>では「西暦」「中国年」「王代」「出発地」「目的地」「漂着地」「漂着月日」「漂着者」「漂着者の確認方法」「船舶所属」「装載貨物」「航海理由」「護送経過」「乗員」「死亡」「撫恤・加賞」「変売・修船」「帰国方法」「備考」いったデータ項目を設定して、漂着の実態を解明しうるデータベースを作成した。 論考はこれまで発表した拙稿「清代の琉球漂流民送還体制について-乾隆二十五年の山陽西表船の漂流事例を中心に」(『東洋史研究』第五八巻第三号、一九九九年)、拙稿「清代の琉球漂流民に対する賞賚品目について」(『日本東洋文化論争』第六号、二〇〇〇年)、拙稿「清乾隆期中国対琉球遭風難民的撫恤及遣送制度」(陳捷先教授古稀記念論文集『文献與史学』、遠流出版、2002年)及び2003年10月に「第7回琉球中国交渉史に関するシンポジウム」で発表した「清代福州における琉球漂着流民の撫恤について」加賞を中心に」を総括的に整理したものである。
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