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正倉院文書における助数詞研究

研究課題

研究課題/領域番号 13610487
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 国語学
研究機関島根大学

研究代表者

三保 忠夫  島根大学, 教育学部, 教授 (60093811)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード類別詞 / 助数詞 / 量詞 / 正倉院文書 / 平城宮木簡 / 藤原宮木簡 / 木簡 / 文書語 / 木簡資料 / Classifier
研究概要

助数詞は、類別詞ともclassifierとも称される性格をもつ語詞であり、日本語の数量表現において重要な働きをなしている。本研究は、この助数詞につき、次のような調査成果と研究成果を得た。
1、8世紀の日本語における助数詞の用例を総合的に収集・調査した。
2、調査資料は、(1)正倉院文書全体、(2)藤原宮出土木簡・平城宮出土木簡の、今日報告あるもの全て、(3)その他の入手できる木簡資料の全て、である。
3、その用法調査として、(1)衣類、履物類、穀類・蔬菜類・果物、海藻、塩、建物、筆、墨、机、屏風、仏像、数珠、幡、船舶類を対象とする助数詞を選び、詳細な検討を行った。
(2)助数詞の「了」「〓」「根」「籠・古」「隻・双」「面」「顆・果」を選び、詳細な検討を行った。
4、この研究において、日本語の助数詞というものは、7世紀の律令国家樹立整備期に、中国古代の"文書行政"の導入とともにもたらされた文書語(書記言語)の一つであると結論するに至った。但し、中国古代の文書行政は、7世紀以前に朝鮮半島経由でもたらされた古いタイプのものがあり、これとともに伝えられた、より古いタイプの助数詞も存在している。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 三保 忠夫: "古代木簡資料における助数詞"島根大学教育学部紀要(人文・社会科学編). 36. 1-26 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Tadao,Miho.: "On Japanese Numeral Classifiers in the Wooden-Tablets from the Nara Capital Site"Memoirs of the Faculty of Education, Shimane University. 36. 1-26 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 三保 忠夫: "古代木簡資料における助数詞"島根大学教育学部紀要(人文・社会科学編). 36. 1-26 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 三保忠夫: "『正倉院文書』における墨を対象とする助数詞"島根大学教育学部紀要 人文・社会科学編. 35. 22-41 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 三保忠夫: "古典語助数詞の複合形態"日本語学. 20・8. 60-70 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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