研究課題/領域番号 |
13610525
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国文学
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研究機関 | 吉備国際大学 |
研究代表者 |
井上 理恵 吉備国際大学, 社会学部・国際社会学科, 教授 (80278986)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2004年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 岡田八千代 / 新派 / 児童劇 / 女性劇作家 / 劇評 / 戯曲 / 徳富蘆花 / 田井洋子 / 劇評家 / 小説 / 演劇教育 / 岡田八千代おかだやちよ / 秋元松代あきもとまつよ / 小津安二郎 / 劇作 / 演技 / 写実 / 秋元松代 / 清水邦夫 / 蘆花 / 灰燼 / 脚色 / 劇作家 / パリ / フェミニズム |
研究概要 |
岡田八千代の資料調査に関する研究は、平成13年度から16年度に行った。 1,2年目には主として海外調査を中心にして、国内調査も行う。戦争を間に挟んでいるために、思うような収集ができなかったがパリ在住時の足取りは大雑把ながら把握した。さらに観劇調査も行ったが、これについてはたいした成果が得られなかった。八千代と従兄弟の藤田嗣治、薩摩次郎八などについて発表した。 国内調査は、(1)新派関係者(児童劇)に関しては、間接的な聞き取り調査は可能であった。しかし八千代に直接指導を受けていた俳優たちは全て鬼籍に入っているために聞き取り調査ができなかった。(2)女性劇作家に関しては、親しく指示していた田井洋子氏が存命で聞き取り調査ができ、資料に関する面や貴重な話を伺えた。そこから調査の広がりを得て、その後の研究に大いに役立った。 4年間にわたる資料調査では可能な限り情報を集めることができ、最終年度に著作年表を作成した。これには不備もあるとは思われるが、初めて試みで大きな成果が得られたのではないかと推測している。著作年表を公表した。 資料調査ばかりではなく劇評や戯曲に関しても時間の許す限り検討をした。蘆花作品の脚色、劇評などについて公表した。これも一応の成果が得られたと推測している。女性劇作家のパイオニアとしての位置付けも行う。それぞれについて学会誌や紀要等に公表した。
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