研究課題/領域番号 |
13610545
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語・英米文学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
瀬名波 栄潤 北海道大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (10281768)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 19世紀 / 英国 / 文学 / 随筆 / 詩 / 女性文学 / 女性研究 / 無政府主義 / 女性 / フェミニズム / ポストフェミニズム / アナキズム / 政治 / アナーキズム |
研究概要 |
まず、本研究「フェミニズムからポストフェミニズムへの進化:英国世紀末詩人ベヴィントンの居場所」の研究成果が、この春本研究者のホームページにて公開できることを感謝とともにお伝えしたい。 これまで、ルイザ・サラ・ベヴィントンはその存在は殆ど忘れられていた。彼女は1880〜90年代にロンドンで活躍した詩人兼政治活動家であり、当時の政治・文学界に多大なる影響を与えたとされる。彼女の作品を取り上げた研究は毎年確実に増えているが、彼女に関する資料はまだ断片的であり、その研究は当時の出版物に頼らざるを得なかった。貴補助金によって、本研究者は最初の二年間を彼女の詩や随筆等の資料の収集に費やすことができた。英国出張では、英国図書館、ロンドン大学、ケンブリッジ大学にてベヴィントンの作品に関する資料、特に「フリーダム」紙にある彼女の記事の収集及び伝記資料情報収集。また、米国出張では、文学誌ヴィクトリアン・スタディーズの編集委員を務めるwilliam B.Thesing博士やフェミニズム文学研究の権威であるポーラ・フェルドマン博士の元に赴きその内容確認を受けた。国内でも様々な専門家から意見を伺うことができた。最終年度は、学生達に謝金を支払い、それまでに収集された資料をスキャナーで処理、また詩集等の表紙などはデジタルカメラで処理しコンピューター保存し、ホームページ作成への準備を始めた。作成については、業者に委ね、より専門的なニーズにも応えられる内容にした。今回提出する報告書が440ページからなることが研究の成果を裏付けしていると思う。現在は、ホームページ作成の最終段階に達しており、近く公開されるベヴィントン・ライブラリーを心待ちにしている。と、同時に世に広く貢献できることを楽しみにしている(http://www.hucc.hokudai.ac.jp/〜p16571/)。 最後に、本研究を可能にした貴補助金並びに関連の方々に厚くお礼申し上げたい。
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