研究課題/領域番号 |
13610679
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
筑和 正格 北海道大学, 言語文化部, 教授 (50002225)
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研究分担者 |
古賀 弘人 北海道大学, 言語文化部, 教授 (80234730)
長井 裕子 北海道大学, 言語文化部, 教授 (50135604)
鈴木 純一 北海道大学, 言語文化部, 助教授 (30216395)
西村 龍一 北海道大学, 言語文化部, 助教授 (10241390)
清水 賢一郎 北海道大学, 言語文化部, 助教授 (90262097)
野坂 政司 北海道大学, 情報基盤センター, 教授 (50113600)
西川 克之 北海道大学, 言語文化部, 助教授 (00189268)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 都市 / 公共圏 / コミュニケーション / メディア / エディターシップ論 / テクスト論 / 文学 / 市民社会 |
研究概要 |
本研究は、近代社会における「都市」と「公共圏」の関係を理論的に考察するとともに、その歴史的および具体的な現れ方を、近現代のアジア、アメリカ、ヨーロッパの文学テクストを主たる素材に検証することを目的とした。4年間の研究によって得られた知見は多岐に渡るが、主たるものを幾つかのテーマに分けて挙げておく。(1)「都市」と「公共圏」の原理的な関係性について。「異質なもの」相互の意味変換装置としての「都市」と「公共圏」の機能的同質性という当初の仮説は、理論的にも具体的にも確認することができた。この視点は、「情報」と「メディア」の集中化と現代「都市」の成立、「文芸的公共圏」の変容と「エディターシップ」のクローズアップ等の現象を理論的に解釈する際にも説得力をもつ。(2)文学等の具体的なテクストにおける「都市と公共圏」の成立と歴史的な推移の跡づけ。ヨーロッパ、アメリカ、アジアいずれにおいても社会的なコミュニケーションによる意味転換装置としての「都市と公共圏」のトポスは、明確に認められた(ミェンヘン、サンフランシスコ、北京、等)。(3)現代のメディア・情報社会における「都市と公共圏」再活性化の試み。「異質なるもの」を抽象的な「情報」に転換し、グローバルな「メディア」によって流通させる現代の社会的コミュニケーションに対抗する形で、具体的な空間に支えられた「公共圏」の再評価とその意識的な創設の試みも確認された。情報メディア化一辺倒とは異なる今後の「都市」の方向性として注目される。
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