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イタリア官僚制の歴史比較論的分析

研究課題

研究課題/領域番号 13620095
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 政治学
研究機関熊本大学

研究代表者

鈴木 桂樹  熊本大学, 法学部, 教授 (90187724)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードイタリア / 官僚制 / 行政史
研究概要

1.1990年代のイタリアにおける行政改革の動向、すなわち(1)国家機能の見直しと権限の再配分、(2)公務員の地位および人事管理制度の改革、(3)行政的意思決定の改善および法規偏重主義の見直し、(4)行政の応答性やサーヴィスの質的向上をめざした取り組みなどを概観し、行政史上での位置づけの必要性を確認した。
2.イタリアの行政組織、公務員制度、行政をとりまく政治的環境などを歴史的文脈のなかで分析し、組織の非体系的な増設、行政官僚制の南部化、行政的非能率などイタリア行政の問題として指摘されてきた事柄について、その生成と展開の過程を示した。
3.イタリア行政史を概観し、その連続性を確認するとともに、特に(1)サルデーニャ王国でのカヴール改革(1853年)とベルギーでのレオポルド改革(1846年)との類似性、(2)官僚制および行政制度の形成過程におけるイタリアの特徴とフランスおよびプロイセンとの相違、(3)リクルート、昇進、報酬制度の具体的変遷などについて考察した。
4.基礎資料・文献の収集と整理につとめ、特に省庁組織の変遷を跡付けるための基本的作業として、アルベルト憲法制定(1848年)から今日のヘルルスコーニ内閣(2001年)にいたる「内閣構成」の一覧を作成した。
5.今後の研究の課題として、(1)国民国家形成と行政官僚制との関係のイタリア的特徴の分析、(2)イタリア行政史の時期区分とその分析、(3)イタリア行政に関する社会学的統計的分析などに取り組む。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 仲村優一, 阿部志郎, 一番ヶ瀬康子 編集代表: "世界の社会福祉年鑑2002"旬報社. 598 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] YUICHI NAKAMURA: "Global Social Welfare Yearbook 2002"JUNPOSHA. 598 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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