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最適接続料金に関する理論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13630015
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 経済理論
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

川又 邦雄  慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (30051569)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードアクセス料金 / ラムゼイ・ルール / ECPR / マークアップ率 / 規制産業 / ネットワーク / 逆需要弾力性 / 次善問題 / マーク・アップ率 / 戦略的補完性 / 弾力性 / 接続料金 / 過剰参入 / マック・アップ率
研究概要

「クールノー競争と規制産業におけるアクセス料金」の要旨はつぎのようである.モデルでは,最終生産物の供給者の一人が競争相手によっても需要される投入物の唯一の供給者であり,その価格政策が規制されている状況を想定する.典型的な例としては,電力,通信等の産業が考えられる.分析した主要な問題は次の二つである.
(1)下流企業のアクセス料金は上流企業の限界費用とどのような関係があるか.
(2)独占企業の最終生産物の価格は限界費用とどのような関係にあるか.
(1)に関しては,Baumol-Willigの有効成分価格形成ルール(Efficient Component Pricing Rule略してECPR),すなわち,「最適アクセス料金=アクセスのための直接費用+アクセスのための機会費用」という公式が知られている.
従来の研究では,最終生産物市場における競争が価格を所与として行われること,そして自由参入により利潤が消滅する状況が分析されてきた.また政府の予算制約を考慮しない場合が扱われてきた.本論文では,一般の非線形の需要関数をもつ寡占市場を想定し,必ずしも自由参入を想定せずに上の公式が具体的にどのような形をとるかについて明確にし,これまでの分析結果と比較した.
なお「次善最適における厚生変化の評価」では次善最適点における極値条件を用い,次善解を規定する予算制約パラメターの変化が経済厚生に及ぼす効果を示す公式を導出した.

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 川又邦雄: "ゲーム理論の歩みとの現代経済学"三田学会雑誌. 95巻2号. 1-14 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 川又邦雄: "ゲーム理論の歩みと現代経済学"三田学会雑誌. 95巻2号. 1-14 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Kunio Kawamata: "Access Pricing in Regulated Industries"Economic Theory, Dynamics and Markets. 405-416 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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