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個別保険リスクのプライシング理論と保険ポートフォリオのリスク管理法

研究課題

研究課題/領域番号 13630030
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 経済統計学
研究機関京都大学

研究代表者

刈屋 武昭  京都大学, 経済研究所, 教授 (70092624)

研究期間 (年度) 2001 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード火災保険のプライシング / 生命保険のプライシング / 保険リスクと金融リスクの合成 / 気温リスクスワップ / 気温ARCHモデル / 気温ストキャスティックボラティリティモデル / 不動産価値評価モデル / 賃料保証プライシング / 保険会社のリスク管理 / 分散変動モデル / 気温の予測分布 / ゼロコスト・リスクスワップ / 天候デリバティブ / 完全等価性 / モーメント等価性 / 金融と保険の合流 / 生命保険プレミアム / 地震債券 / 信用リスク派生商品 / ディフォルトスワップ / 派生商品の価値評価
研究概要

個別保険リスク評価や金融と保険の合流の視点から
1)自動復元構造をもつ保険、得に火災保険のプライシング問題
2)生命保険のプライシング間題
3)保険リスクと金融リスク,事業リスクの合成保険問題
4)気温リスク評価に関して基礎評価モデルの開発,モデル下での東京電力と東京ガスの気温リスクスワップ
5)不動産に関わるリスク評価モデルの開発,価値評価,賃料保証の価値評価法,更に商業ビルの価値評価モデルの開発と固定賃料と変動賃料の組合せ問題を考察した。
1)現在の火災保険は、火災の損害額が設定された額の一定割合以下の場合、残る期間に対し100%の権利が自動復元する。
このような火災保険商品の再帰性に着目したプライシングである。
2)生命保険は一般的に死亡保険、生存保険の両方を合わせたものである。
これらの単一もしくは複数の生死に関わる保険のプライシングを行なった。
プライシングの視点は、個別保険無裁定プライシング原理に基づく。
3)保険リスクと金融リスクの合成商品の設計問題、リスク評価問題を考察した。
伝統的な銀行業や保険業ではリスクを自らのポートフォリオの中にプールするが、そのリスクが互いに関係ない限りリスクプールを合併して保有した方が効率が高くなると刈屋(2001)は示す。
この視点から信用リスクと保険リスクを合成した商品のプライシングを行った。
4)気温リスクに関するデリバティブや、保険の価格評価の基礎となる気温プロセス時系列モデルを開発した。
ARCH型気温モデルとストキャスティックボラティリティの2モデルの有効性を確認した。これをもとに東京電力と東京ガスの気温リスクスワップの合理性を検証した。
5)不動産の価値評価問題に関わり不動産賃料保証のプライシング法を考察した。これは賃料保険の価値評価の問題でもある。
また商業用ビルのテナントマネジメント法を開発し最適解を求めた。

報告書

(4件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 刈屋 武昭: "不動産収益還元価値評価モデルと賃料キャシュフローのリスク分析法:商業用不動産リアルオプション価値評価法"ジャレフジャーナル2003 不動産金融工学と不動産市場の活性化. 1. 143-162 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 刈屋武昭, Regina Liu: "Asset Pricing"Kluwer Academic Publishers. 305 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Takeaki Kariya: "Real Estate DDCF Valuation model and method of analyzing rent cash flows: Valuation method for real options on commercial real estate"JAREFE Journal 1; Real Estate Financial Engineering and Activation of Real Estate Market. 143-162 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Takeaki Kariya: "Regina Liu, ASSETPRICING"Kluwer Academic Publishers. 305 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 刈屋 武昭: "不動産収益還元価値評価モデルと賃料キャシュフローのリスク分析法:商業用不動産リアルオプション価値評価法"ジャレフジャーナル2003 不動産金融工学と不動産市場の活性化. 1. 143-162 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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