研究課題/領域番号 |
13630124
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
小島 健司 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (50121455)
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研究分担者 |
高嶋 克義 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (30197090)
末廣 英生 神戸大学, 経営学研究科, 助教授 (30162837)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 取引制度 / 取引慣行 / 比較制度分析 / 制度生成 / 流通 / 流通史 / ゲーム理論 / 情報経済学 |
研究概要 |
制度の生成はその存続のための経済的理由に加えて、生成過程にも有意に依存する。分析の課題は取引制度の生成過程を識別し、その理論的根拠を与えることである。まず、取引制度には歴史的経路依存性があるかどうかを識別することである。歴史経路依存性とは制度の生成はその過程に依存することを指している。過去の制度が現在の制度生成機会を作り出すようにして、生成の経路が不可逆的に現在の制度の性質に影響を与えると考えられる。そのような歴史経路依存性が識別できるのかが、分析の焦点となる。このような問題設定のもとに、特定産業を事例対象に取り上げ、歴史資料に基づいて分析し、取引慣行生成を産業構造との関連で明らかにする。さらにそれらの生成の経済的根拠を説明することを試みている。 第2は取引制度の比較分析である、異なる制度環境のもとで、存在・存続している固有の取引制度を識別する。次にそれらの理論的根拠を示すことである。その国の取引環境の下で取引主題の合理的行動の斉合的状態、すなわち均衡として識別・説明できるのかを示し、外生条件を識別し、比較分析を行うことである。さらに異なる制度環境にある取引制度生成にはその環境固有の歴史経路依存性が識別できるのか。歴史的初期条件や生成過程にどの程度依存しているのかを識別しようとしている。
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