研究課題/領域番号 |
13630169
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 神戸大学 (2002-2003) 上智大学 (2001) |
研究代表者 |
伊藤 嘉博 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (10168388)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | PAF環境品質原価計算 / 環境管理会計 / 環境保全コスト / 内部負担環境ロス / 外部負担環境ロス / 環境予算マトリックス / イノベーション・アクションリサーチ / シックスシグマ / 環境品質原価計算 / PAF法 / 環境コストマトリックス / 品質コスト |
研究概要 |
本研究は、環境コストマネジメントへの品質原価計算のフレームワークならびに分析方法の適用可能性を探究しようとするものであり、単なる理論研究に終始することなく、実践のための具体的な処方箋を導出することを目指すものである。 品質原価計算の枠組みを環境コストのマネジメントに援用しようとする試みは、一般にPAF環境原価計算と称されるが、そこでは環境コストを品質コストにおける予防コスト(Pコスト)、評価コスト(Aコスト)および失敗コスト(Fコスト)に類別し、企業の環境関連的投資プロジェクト、ならびに環境保全対策活動の推進に関連する各種の意思決定のサポートを企図してきた。本研究にあっては、このPAF環境原価計算の有効性の検証を基本命題としながらも、そこに内在するさまざまな矛盾点を解決し、実務への適用を図るための具体的な方法論を探究しようと試みてきた。そのため、まずは有効と孝えられる内外のさまざまな議論を適宜検証していき、その上で、本研究の中心課題であるPAF環境源価計算の導入研究を進めてきた。具体的には、環境予算マトリックスなる環境改善計画支援ツールを開発し、上場企業数社の協力をえながら、パイロット的にこれを適用してもらい、そのメリットならびに問題点の抽出を行った。その結果、本ツールの有効性が十分検証できたと確信している。
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