研究分担者 |
菊政 勲 山口大学, 理学部, 助教授 (70234200)
吉村 浩 山口大学, 理学部, 助教授 (00182824)
久田見 守 山口大学, 理学部, 教授 (80034734)
加戸 次郎 大阪市立大学, 理学部, 講師 (10117939)
飯寄 信保 山口大学, 教育学部, 助教授 (00241779)
木内 功 山口大学, 理学部, 助教授 (30271076)
片山 寿男 山口大学, 理学部, 教授 (00043860)
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研究概要 |
研究代表者の大城は,長年古典的なArtin環であるQuasi-Frobenius環やNakaya環を最新のArtin環を通して研究し,その成果を土台にして,Artin環の底流を明確にする理論を構築してきた.大城(1)では,これまでの研究成果の総合報告を行った. 大城(2),(3)では,extending加群の直和はいつextending加群になるかというopen problemについて研究し、この問題が2種類に分けられることをつきとめ,その1つの場合を解決した.この結果は,基盤的にして萌牙的な結果である.この研究において導入したgeneralized relative injectivityは,最近,objectivity (Oshiro injectivity)と呼ばれている.研究代表者が指導した院生の倉富氏が,(6)でこの研究の双対的な結果を出し,それを基にしたすばらしい博士論文を書き上げたことは特筆に価するものである. 小池(5)では,Nakayama automorphismをもたないQuasi-Frobenius環の例が発見されている.この結果は研究代表者の長年の研究を完成させる重要な結果である.
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