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リーマン面のモジュライ空間と射影不変量の研究

研究課題

研究課題/領域番号 13640051
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 代数学
研究機関鶴岡工業高等専門学校

研究代表者

上松 和弘  鶴岡工業高等専門学校, 機械工学科, 助教授 (00280339)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードアーベル的共形場理論 / フェルミオン / モジュライ空間 / 射影不変式 / Schur多項式 / 射影不変量 / 保型形式
研究概要

本研究の目的は、代数曲線のモジュライ空間をよく理解することである。中でも、代数曲線の定義多項式の射影不変式環と主偏極アーベル多様体のモジュライ空間A_gの座標、あるいは、その上の保型形式との関係を少しでも明らかにすることが最大の目標であった。このことに関しては、残念ながら、種数g=3のときでも複雑で、現時点では、新しいことは、わかっていない。これからも、引き続いて研究していく予定である。
他方、代数曲線のモジュライ空間の研究の一環として京都大学の上野健爾教授とn点付きアーベル的共形場理論を考えており、そこでアーベル的共形場のコンフォーマルブロックの空間の定義を二つの条件で与えて構成しようとした。その研究において、3点付き1次元複素射影空間のコンフォーマルブロックの次元が1次元であることを示せば、理論がうまくいくはずであったが、それがどうしてもうまくいかなかった。研究の結果、コンフォーマルブロックの定義の条件式はそのうちのひとつの式だけにしたほうが良いと思われ、現在では、その方向でアーベル的共形場理論を再構成中である。
この研究の中で、フェルミオン演算子を無限変数多項式環に作用する微分演算子としてSchur多項式を利用して具体的に構成することができるが、Schur多項式の性質を用いてその直接証明を与えた(鶴岡工業高専研究紀要 36(2001),41-46)。これをさらに発展させて無限変数多項式環上での微分作用素による表現論的に興味深い公式を見つけようと試みているが、現時点では、まだ、出来ていない。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 上松 和弘: "Schur多項式によるフェルミオンの実現"鶴岡工業高等専門学校研究紀要. 36. 41-46 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Uematsu Kazuhiro: "The Realization of Fermions by Schur Polynomials"Research Reports of Tsuruoka National College of Technology. 36. 41-46 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 上松 和弘: "Schur多項式によるフェルミオンの実現"鶴岡工業高等専門学校研究紀要. 36. 41-46 (2001)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 上松 和弘: "Schur多項式によるフェルミオンの実現"鶴岡工業高等専門学校研究紀要. 36. 41-46 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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