研究課題/領域番号 |
13640236
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
若松 謙一 岐阜大学, 工学部, 教授 (30021801)
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研究分担者 |
池内 了 名古屋大学, 理学研究科, 教授 (90025461)
高羽 浩 岐阜大学, 工学部, 助教授 (90293539)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 銀河団 / 掃夫観測 / 巨大構造 / ボイド / 宇宙論 / 赤方偏移 / 銀河 / 超銀河団 / 多天体分光器 |
研究概要 |
Anglo-Australian ObservatoryではUK Schmidt望遠鏡に多天体ファイバー分光器6dFを完成させ、南天全域の銀河についてスペクトル・サーベイ(6dF Galaxy Survey)を2001年6月よりテスト観測を始め、同年秋には本格的な観測に突入した。幸い、研究代表者はそのチームの一員として、銀河面天域を担当することとなった。 このサーベイはSDSSや2dFサーベイ等とは異なり、観測対象の銀河を近赤外ALL-Sky Survey (2MASS)に基づいて抽出している。銀河の質量を良く表現しているK-バンドで13.0等より明るいる約13万個の銀河についてそのスペクトルを得て、cz=30,000km/s以下のLocal UniverseについてLarge-Scale Structure観測するもので、主な研究項目は以下の通りであった。 1)南天全域について、近傍の銀河団や超銀河団の3次元分布のマップを描くことにより、Local Universeの密度分布を調査する。 2)特に、dustによる吸収等でサーベイが不十分であった銀河面付近では、Kバンドでの銀河サンプリングの利点を活かし、Local Universeの質量分布の算定に大きな影響を及ぼしかねない巨大銀河団やボイドの検出を行う。 3)他のサーベイより高分散のスペクトルを得てDn-σ関係を利用し、銀河団の距離を精確に決めることにより、Local Universeのbulk motionを解析する。 4)上記のデータのjoint analysisにより、mean mass densityやcosmological constantの値の推定を行う。
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