研究課題/領域番号 |
13640244
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 北海学園大学 |
研究代表者 |
岡崎 敦男 北海学園大学, 工学部, 助教授 (00185414)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | Be星 / Be星ガス円盤 / Be / X線連星 / X線トランジエント / 共鳴相互作用 / 降着円盤 / 質量降着 / 中性子星 / 潮汐相互作用 / ガス円盤 |
研究概要 |
Be/X線連星系中のBe星ガス円盤と中性子星の相互作用について、半解析的な方法と数値シミュレーションを併用して調べた。数値シミュレーションは3次元SPH法を用いた。本研究により以下のことがらが見いだされた。 1.Be星ガス円盤は、中性子星からの共鳴相互作用により、ある共鳴半径のところで打ち切られる。この効果は、離心率があまり大きくなく、周期が数十日程度までの系で顕著である。これらの系では、Be星から放出された物質は円盤内にたまり続け、孤立したBe星のまわりのガス円盤よりも密度の高い円盤を形成する。 2.離心率が大きく、また周期の長い系ほど、共鳴相互作用の効果は弱く、中性子星への降着率が高くなる。これはタイプI・アウトバースト(周期的なX線増光現象)を起こす系の観測的特徴をよく説明する。 3.楕円軌道を描く中性子星により、Be星ガス円盤中にはeccentricモードが励起される。励起のタイム・スケールは軌道離心率の大きな系ほど短い。 4.軌道傾斜角が大きくなるにつれて共鳴相互作用の効果は弱くなる。特に、45度よりも大きな傾斜角の系では、中性子星の質量捕獲率は1周期に2つのピークを持つようになる。 5.中性子星に捕獲された物質は降着円盤を形成する。中性子星への質量降着率はBe星からの質量輸送率よりもずっと小さい。円盤の半径は、長期的には時間と共に増大するが、短期的には近星点通過時に減少し、その後ゆっくりと回復する。
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