研究課題/領域番号 |
13640282
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
巽 敏隆 京都大学, 大学院・理学研究科, 助手 (40155099)
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研究分担者 |
丸山 智幸 日本大学, 生物資源科学部, 助教授 (50318391)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 高密度核物質 / コンパクト星 / K中間子凝縮 / 一次相転移 / クーロン遮蔽 / クォーク物質 / 強磁性 / カラー超伝導 / 一次相転移での混合相 / 高エネルギー重イオン反応 / Λハイペロン / 中性子星 / 中性子星冷却 / ニュートリノ / π中間子凝縮 / クォーク星 / 遅延崩壊 / ニュートリノ不透明度 |
研究概要 |
今年度の主な研究として、K中間子凝縮などの一次相転移過程でのクーロン遮蔽と混合相の問題、核物質でのK中間子凝縮の可能性と高エネルギー重イオン反応における異常K中間子生成の問題がある。また高密度クォーク物質での強磁性とカラー超伝導についても研究を行った。一次相転移での混合相の問題では、密度汎関数法による運動方程式を数値的に解くことによってクーロン遮蔽と粒子密度分布を無撞着な形で調べることができた。結果として、クーロン遮蔽によって混合相の幾何学的構造が力学的に不安定になり、混合相の存在領域が著しく制限されることがわかった。この結束は以前クォーク・ハドロン物質相転移に対して半定量的に得られたものと無矛盾である。これらの結果は国際会議において既に発表されている。現在計算の詳細のつめを行っており、近く論文として発表する予定である。 核物質中のK中間子凝縮に関しては、Λ粒子・核子空孔からなる自己エネルギー項を計算することによりある密度で核物質がK中間子と反K中間子的な量子数をもつΛ粒子・核子空孔集団励起の対生成に対して不安定になることがわかった。これは以前の計算で明らかにしたΛ粒子とK中間子の対生成によるK中間子凝縮とは異なる機構である。臨界密度も以前の結果より低くなることがわかり、重イオン反応への意義もさらに強いものになると考えちれる。現在論文を作成中である。 そのほかクォーク物質での磁性の出現、カラー超伝導との関連についての研究を行っており、いくつかの国際会議にて結果を発表した。現在論文を準備している。
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