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2次元空間の非線形波動における局在解およびホモクリニック解とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 13640395
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 物理学一般
研究機関宇都宮大学

研究代表者

矢嶋 徹  宇都宮大学, 工学部, 助教授 (40230198)

研究分担者 宇治野 秀晃  群馬工業高等専門学校, 助教授 (00321399)
西成 活裕  龍谷大学, 理工学部, 助教授 (40272083)
研究期間 (年度) 2001 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードデービー=スチュアートソン方程式 / ダルブー変換 / ホモクリニック解 / 非線形方程式の平面波解 / 平面波解の不安定成長 / 非線形飽和 / 線形安定性解析 / 非線形飽和解 / 平面波解の攪乱の時間成長 / 高次元可積分方程式 / 安定性 / ラックス方程式
研究概要

多次元系の非線形波動現象で,解の安定性解析はその重要性にもかかわらずあまり解析が行われていない課題である.本研究の目的は,2次元の非線形可積分方程式の代表的なモデルである,デービー=スチュアートソン(DS)方程式を対象に,ホモクリニック解を求めて安定性解析の基礎を作ることである.
ホモクリニック解は,系に生じた攪乱が不安定性によって成長し,非線形飽和する解である.その具体的な形を求めるためには,平面波解とその時間的な成長,および,方程式のダルブー変換を求めなければならない.本研究の成果としては,まず,DS方程式の平面波解を求め,それに付随したヨスト関数の時間的な振る舞いを明らかにしたことがあげられる.1次元の場合とは異なり,ヨスト関数が成長するためには平面波解の空間構造が必要である.これによって,1次元系の安定性解析の結果を2次元に適用する場合に生じる問題点を明らかにした.次に,平面波に生じた微小攪乱の成長率を評価した.特に微小攪乱が平面波の構造を持つ場合について,成長率がみたすべき式を導出し,系に特異的な境界条件が課せられていなければ,充分時間が経過すると境界の影響はなくなり,攪乱の時間成長率が解と攪乱の波数ベクトルだけで決まることが示され,安定性解析のための基礎を与えた.
また,DS方程式に付随した線形固有値問題では空間微分演算子の出現形態の多様さから,ダルブー型変換の導出は難しいが,1次元へのリダクションを考慮した条件を導入して,ホモクリニック解の導出に便利な形でのダルブー型変換の導出に成功した.この結果により,変換と方程式の構造の関係が明らかになった.さらに,以上の結果を用いて新しい解の具体形を求めた.このようにして求めた解は,変換の際に課した付加条件を反映した空間構造を持つ.

報告書

(4件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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