研究課題/領域番号 |
13640531
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
高橋 康丈 三重大学, 工学部, 助教授 (70197185)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2002年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2001年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | エンドペルオキシド / ジオキセタン / 光反応 / 増感剤 / 電子移動 / ベンゾシクロブテニリデン |
研究概要 |
エンドペルオキシドやジオキセタンは一電子酸化あるいは還元によって連鎖的に反応し、一重項酸素や化学発光を与える。本研究では、それらの素材分子のオリゴマーを合成し、光誘起電子移動で駆動する電子リレー反応系の構築を試みた。また、増感剤を用いるそれらの光反応と制御についても検討した。 ハロゲン、ヒドロキシル基、ヒドロキシメチル基、アミノ基などの連結官能基を導入したポリメチルナフタレンやジアリールジオキサンの合成と、連結基としてトリヨードベンゼン、エチニルベンゼン、フタル酸、およびそれらの誘導体を用いる、直鎖型、側鎖型、デンドリマー型などの前駆体の合成も試みた。増感酸素化による多元化ペルオキシドの合成も行った。 9,10-ジシアノアントラセンやピレンなどの増感剤を用い、上記の多元ペルオキシドの光誘起電子移動反応を行った。その結果、脱酸素化が起こることがわかった。生成物分析の結果、一重項酸素が発生していることがわかった。発生する一重項酸素の収率ををその発光強度をもとに定量することを試みたところ70%程度であった。しかしながらそれは再現性のないものであった。最近、その原因が測定機器の設計不良と故障が重なっていたことにあることがわかった。機器の改良と修復をを完了し、当初予定していた増感剤や溶媒効果の検討も行っている。
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