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唾液腺の形態形成における分枝形成特異的遺伝子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 13640660
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 生物形態・構造
研究機関千葉大学

研究代表者

野川 宏幸  千葉大学, 理学部, 助教授 (40143250)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードマウス胚 / 唾液腺 / 分枝形成 / 上皮単独培養 / 成長因子 / 分枝特異的遺伝子 / サブトラクションスクリーニング
研究概要

マウス胚唾液腺の分枝形成に関与する遣伝子を探索し,その遣伝子の機能から分枝形成機構を明らかにすることを試みた。分枝形成に関与する遺伝子として,分枝している唾液腺上皮と分枝していない唾液腺上皮との間で発現量に差のある遺伝子をスクリーニングすることにした。唾液腺の場合,単離した上皮を基底膜様物質マトリゲルで覆い,培養液にEGFと血清を加えて培養すると盛んに分枝し、FGF-7のみを加えて培養すると分枝せずに伸長する。そこで,両者の間でサブトラクションをおこない,EGF存在下の方で高発現の遣伝子を濃縮した。得られたサブトラクション済み産物をクローニングし、約200クローンの中からFGF-7存在下より、EGF存在下の方で高発現のものを選択し,シーケンスをおこない,その部分配列からホモロジー検索をおこなった。その結果,既知のもの7個,ESTクローン2個の計9個の分枝特異的遺伝子の候補を同定した。
上記の候補遺伝子はインビトロの培養系で発現が上昇しているものであるため,インビボでも分枝特異的に発現が見られるかを検証した。13日胚の唾液腺原基をStalk部分(分枝しない),Lobule部分(分枝する),上皮を含まない間充織の3部分に区分し,14日胚についてはStalk部分,Lobule部分の2部分に区分し,それぞれについてRr-PCRをおこない,各遣伝子の発現量を比較したLobule部分でのみ発現が見られ,Stalk部分,間充織では発現が低いものが目的の遺伝子であるが,この発現パターンを示すものは存在しなかった。本研究において,分枝特異的遣伝子を見つけ出すことに一歩近付いたが,まだその確定にはいたっておらず,さらなる研究の持続が必要である。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] NOGAWA, H., HASEGAWA, Y.: "Sucrose stimulates branching morphogenesis of embryonic mouse lung in vitro : a problem of osmotic balance between lumen fluid and culture medium"Dev.Growth Differ.. 44. 383-390 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] NOGAWA, H. and HASEGAWA, Y.: "Sucrose stimulates branching morphogenesis of embryonic mouse lung in vitro : a problem of osmotic balance between lumen fluid and culture medium"Dev. Growth Differ.. 44. 383-390 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] NOGAWA, H., HASEGAWA, Y.: "Sucrose stimulates branching morphogenesis of embryonic mouse lung in vitro : a problem of osmotic balance between lumen fluid and culture medium"Dev. Growth Differ.. 44・5. 383-390 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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